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NATOは北欧2国ともトルコとも緊密に接触している

2022年05月20日 | 国際
5月20日 NATO事務総長が、5月19日、トルコの拒否問題は解決され、北欧2国はまもなくNATO加盟要請を承認されるだろうと発言しました。

 Hurriyet

NATOの決議は全加盟国の総意が必要なため、フィンランドとスエーデンの加盟申請に関して、トルコの承認は非常に重要です。加盟30か国の中の1か国でも、加盟を拒否できます。

「わが国はフィンランドとスエーデンのNATO加盟には“ノー”と言うことを、関係友好国に通告している。わが国はこの選択を貫くだろう」と、エルドアン大統領は、トルコの祝日「青年とスポーツの日」に若者たちに語りました。

トルコは安全保障上の懸念から2国の加盟に反対し、両国がテロ・グループを支援していることを告発しています。

一方、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、火曜、デンマークの首都コペンハーゲンを訪れ、われわれはまもなくスエーデンとフィンランドのNATO加盟を歓迎することを決定できると確信していると語りました。

「重要な同盟国であるトルコが安全保障上の懸念を表明しているため、問題が起こっているが、これを解決するためには、じっくりと話し合い、共通の基盤を見出すしかない」と、ストルテンベルグ事務総長はコペンハーゲンで記者団に語りました。

アメリカのバイデン大統領も、木曜、ワシントンでスエーデンとフィンランドの首脳と会い、加盟の全面支持を表明しました。フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領は、フィンランド政府はトルコの懸念について話し合いを望んでいると言いました。

「NATOの同盟国として、トルコがわが国の安全保障に従うように、わが国もトルコの安全保障に従う。わが国は真剣にテロを排除する」とニーニスト大統領は言いました。

スエーデンのマグダレナ・アンデション首相は、スエーデン政府はすべての問題を処理するべく、トルコその他のNATO加盟諸国に手を差しのべていると言いました。

フィンランドとスエーデンは水曜、世界最大の安全保障組織であるNATOに、正式に加盟申請しました。


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「トルコは北欧2国のNATO加盟にはノーと言う」エルドアン大統領

2022年05月20日 | 国際
5月19日 トルコはスエーデンとフィンランドのNATO加盟について、ノーと言うと、エルドアン大統領は言い、トルコは関係諸国に自国の政策を伝えたと語りました。

 Hurriyet

「わが国は関係友好国に、フィンランドとスエーデンのNATO加盟にはノーと言うと伝えた」と、5月19日、エルドアン大統領は言い、アタテュルクの記念日でもある「青年とスポーツの日」に、若者たちに語りました。

「NATOは安全保障の組織である。そのNATOにテロリスト組織が入ることは受容できない。北欧2国はPKKとYPGグループを受け入れ、財政支援や武器援助までしている」と大統領は言い、また、トルコが両国のNATO加盟に反対する理由として、トルコに対する武器規制を指摘しました。

「両国、とくにスエーデンは、テロリストの巣窟である。両国はまた、わが国に武器の制裁を科している」とエルドアン大統領は言いました。スエーデンとフィンランドを含む、いくつかの欧州諸国は、トルコの2019年の北シリアへの越境作戦後、トルコへの武器輸出を規制しています。

トルコはスエーデンとフィンランドはFETOのメンバーもかくまっていると、告発しています。スエーデンとフィンランドはPKKとFETOのメンバー33人の引き渡し要請に応じなかったと、先週、トルコ法務省は言いました。

フィンランドとスエーデンは両国のNATO加盟に関してトルコ政府の懸念を除くために、トルコとの話し合いを提案していますが、エルドアン大統領は、トルコを説得するためにアンカラに来るべきではないと言っています。

2月24日、ロシアがウクライナに侵攻して以来、フィンランドとスエーデンの人々の多くはNATO加盟を望んでいます。


トルコ外相と米国務長官が両国の関係と協力を強化することを確認

トルコのチャヴシュオール外相とアメリカのブリンケン国務長官が、5月18日、ニューヨークで、「トルコ―アメリカ戦略機構」の枠組み内で会談し、パートナーとして、NATO同盟国として、協力の強化を再確認し合ったと、共同声明が言いました。

 Hurriyet

「両国は現在の地政学的チャレンジに立ち向かうために、ともに緊密に協力する。両外相は建設的で、オープンな対話によって、相互の協力を深める意向である」と、共同声明は言っています。

2人は防衛問題、対テロリズム、エネルギー、食糧安全保障、気象変動との戦い、貿易の推進における協力を強化するための方法を話し合い、具体的な対策を審議し、地域の問題に関する相談を緊密に行うことで合意したと、声明は言っています。

2人はまた、ロシアの受け入れがたい戦争に対し、ウクライナの統治権と領土の保全のための強い支援を確認し、その枠組み内で、トルコとアメリカは戦争を終わらせる解決策を見出すための支援を再確認しました。

チャウシュオール外相は、ブリンケン国務長官との会談を戦略的機構の一環として、非常にポジティブな会談だったと語りました。


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