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UNHCRの難民受け入れリストで、2900万人のトルコがトップ

2017年06月21日 | 国際
6月21日 国連の難民受け入れ国のリストで、世界の6500万人の難民の中の290万人を受け入れているトルコが、難民受け入れ世界トップと、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、6月20日、発表しました。

 Hurriyet

トルコが受け入れている難民の多くはシリア人です。トルコにいるイラク人難民は約3万人と、UNHCRは見ています。トルコに次いで難民を受け入れているのは、140万人受け入れているパキスタン、次が100万人受け入れているレバノンです。

この20年間、世界中で、やむなく故国を去った人の数は、1997年には3390万人でしたが、2016年には6560万人と2倍になっていると、UNHCRの、人々の移動に関する「世界トレンド」の最新報告書は言っています。毎秒、20人の人々が故国を去っていると、報告書は付記しています。

内務省によると、トルコはシリア難民の54%を受け入れています。トルコに住む、記録されているシリア人は、およそ296万9000人です。そのうちの137万6000人が女性で、135万1000人が子供です。記録されていない移民はこの数に入っていませんが、その数は3000万を超えていると推測されます。

難民の多くはトルコの東部と東南部に住んでいます。キリス、ガジアンテップ、ハタイ、シャンルウルファ、マルディン、アダナが、シリア人が多く住んでいる県です。イスタンブルやイズミルのようなトルコ最大の都市にも、多くのシリア人が住んでいます。トルコ全土に26あるキャンプに住んでいる野は、シリア難民のたった8%です。その他の人々は諸都市に移動し、臨時の仕事について、生活費を補っています。

UNCRはトルコに住む難民の権利と福祉を守るために、61億ドルの予算の7%を支払っています。


「われわれは挑発のワナにはかからない」CHP党首

アンカラからイスタンブルへ“正義の行進”をつづけてている最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首は、行進7日目の6月21日、「われわれは挑発には乗らない」と言いました。

 Hurriyet

「われわれはこれまでに100キロ歩いた。窓ガラスも割っていないし、交通妨害もしていない」と、クルチュダルオール党首は、民放FOXテレビに語りました。「挑発もあるだろうが、われわれはそんなワナにかからないよう細心の注意を払っている」と、党首はアンカラとボルの県境で語りました。」

「歩いていると、賛同の気持ちを表してくれる愛国的な人々に出会う。われわれに敬意を表してくれるAKPの党員の市民もいる。われわれは正義を求めているのだから、彼らも拍手を送ってくれる。われわれはだれも脅したりしないし、侮辱も、攻撃もしない」と彼は付言しました。「行進に参加したい人は、だれでも歓迎する」

CHPのアンタリヤ選出議員で前CHP党首のデニス・バイカル氏は、「行進の背後には、そのモチベーションを支持する何百万の人々がいる」と言い、公正発展党(AKP)に彼らの声を聞くよう呼びかけました。「正義を、権利を、法を支持する者は、だれでもこの行進に参加を歓迎する。私はだれにも直接声をかけていないが、これまでに、何千人もの人々が、この行進を支持し、来てくれた」と、クルチュダルオール党首は言っています。


ボスフォラス橋が見たかった8歳の少女の夢が実現した

南東部ハッカリ県ユクセコワの8歳の少女が、6月19日、イスタンブルを訪れ、ボスフォラス橋を見たいという夢を実現させました。

 Hurriyet

少女ヤームルちゃんをイスタンブルへ連れて行くことができなかった父親のアイドゥン・ギュデルさんは、娘のために、ボスフォラス橋の小さな模型をつくってやりました。ギュデルさんはカーテンの材料と傘を使って橋の模型をつくり、リアル感を出すために、照明とカモメの鳴き声も付け加えました。ギュデルさんの模型がニュースで報道されたために、イスタンブル市がスポンサーになって、ヤームルちゃんと父親がイスタンブルに招待されることになりました。

ヤームルちゃんとアイドゥン・ギュデルさんはハッカリからイスタンブルへ飛び、空港で市の職員の出迎えを受けました。イスタンブルのカディル・トプバシュ市長は、フロリヤ地区の市の施設に少女と父親を迎えました。

「ヤームル・ギュデルちゃんはイスタンブルに興味津々だった。彼女が満足するまで、彼らは市のお客さんだ」と、トプバシュ市長は言いました。市長はまた、彼らの滞在中に、エユップ・スルタン・モスクやスルタンアフメト・モスクなど、イスタンブルの名所も見てもらおうと言っています。


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