トルコのトピックス

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イスタンブルの自動車ショウに3日間で10万人が集まった

2017年04月24日 | 国内
4月25日 20日にオープンした「イスタンブル自動車ショウ」は、3日間で10万人以上の人々が集まりました。テーマは「未来をまぢかに見よう」です。

 Hurriyet

TUYAPと「自動車配給協会」(ODD)の協力で、2年に1度開かれているフェアは、4月30日までつづきます。

TUYAPの経営者イルハン・エルソズル氏は、フェアには120種のモデルが展示されたと言いました。「参加会社はわれわれのコンセプトに従って、モデルを送り込み、インパクトのある、自動車の最新テクノロジーを見せています。たった3日間で10万人以上が訪れました」と、エルソズル氏は言いました。

今年は参加しなかった有名ブランドもありましたが、展示会には19のブランドが参加しました。自動車は、トルコ最大の輸出部門で、トルコ経済で重要な役割を演じています。2017年の自動車の輸出目標は270億ドルだと関係者は言いました。トルコは世界の自動車貿易でより大きなシェアを得るだろうとiいうことです。

自動車は、昨年もトルコ最大の輸出品目で、239億ドルを輸出しました。2015年は213億ドルでした。


シリア移民たちがイスタンブルでレストラン経営を始めた

イスタンブルに暮らすシリア移民たちが、イスタンブルの食文化にさらに彩りを添えはじめました。ここ2,3年、シリア・レストランが市内に次々にオープンしています。

 Hurriyet
シリア・レストランのメッカは、イスタンブル・ファティフ区のアクシェムセッティン通りです。この通りの多くのレストランで、トルコとシリアの料理の“融合”を味わうことができます。シリア・レストランは最初、アクサライのヴァタン通り周辺に集まっていました。移民の多くはアレッポーから来た人々でした。最近はアクシェムセッティン通りにダマスカスからの移民が多く集まり、レストランを開きはじめました。

この通りでは、トルコ語にシリアのブランド名をプラスしたような名の店を見かけます。たとえば、「ザイトオウネオール菓子」(Zaitouneoglu Tatli)というお菓子屋があります。この店はもともとシリアで、1975年から「ザイトウネ」という名で営業していたそうです。オーナーのアブドゥルラフマン・ザイトウネさんは、いま支店を4店出していますが、「戦争が終ったら、シリアに帰りたい」とHurriyet紙に語りました。

「ザイトウネ」の隣りに、1週間前にオープンしたという「ブウゼジェディ」という店があります。この店はウエイターが伝統衣装を着て、ひよこ豆やそら豆の料理だけを出しています。「私たちはシリアに店を持っていましたが、いまは店があるかどうかもわかりません。イスタンブルに来て、出なおしました。伝統的なダマスカス料理をトルコの方々に紹介したいと思っています」と、オーナーのムハムメド・ヌルさんは言いました。

シリア系アメリカ人のジャーナリスト、ダリア・モルタダさん(29)は、シリアの豊かな味を紹介するのを目的とした「シリアを味わう」というプロジェクトを進めています。モルタダさんは2011年、シリアからイスタンブルに逃げてきましたが、いまは戦争で帰れないと言っていました。

「ここに来た頃は、アラブ式のパンがありませんでした。でも、2014年からシリア人たちがイスタンブルで手づくりしはじめました。シリア人たちが、もう家には帰れないことを受け入れはじめた結果でしょう」とモルタダさんはHurriyet紙に語りました。

彼女はまた、「場所が変われば、レシピも変わる」と言い、チキンが割安だから、シリア人たちはビーフのかわりにチキンを使っていると言いました。「ここに来た頃は、シリア・レストランには、フムスゆでたひよこ豆をペーストにして調味した料理)とか、ファラフェル(ひよこ豆やソラマメでつくる中東式コロッケ)とか、ケバブなど、ファーストフードだけしかありませんでしたが、いまはホームメードの料理も食べられます」と、モルタダさんは言いました。

「当店は毎月2回、メニューを変えています。シリアのパンとデザートの工場がイキテリとウムラニエにオープンしたので、材料はフレッシュです」と、「サルジャ」のマネジャー、モハムメド・エイドさんは言いました。

アラブ語のラベルのついたシリアの製品は「シャム市場」(ダマスカス市場〉と呼ばれるイスタンブルの店で買えました。シャム市場のオーナー、サミル・アブダブさんは、「以前はシリアから合法的に仕入れられましたが、国境ゲートが閉まってから、商品もストップしました。それで、イスタンブルに工場がオープンしたのです」とアブダブさんは言いました。


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あの“塩ふりシェフ”がフランスの大統領選に、ひと役買った

2017年04月24日 | 
4月24日 最も“官能的な”スタイルで塩をふるシェフとして、ソシアルメディアで世界的に有名になったトルコ人シェフのことは、もうご存知ですよね。フランス内務省は、今度の大統領選に、あの“塩ふりシェフ”ことヌスレット・ギョクチェさんがトルコの国民投票で一票を投じている写真を使って、市民に投票に行くよう呼びかけました。

 Sabah
 
フランス内務省は、ツイッターに、ギョクチェさんがイスタンブルで、得意の塩ふりポーズで投票する写真を添えて、フランス市民に投票に行くように促しました。

トルコのインスタグラムのスターになったギョクチェさんは、“最も官能的”といわれるスタイルで、肉を切り調味するビデオを流して、国際的な有名人になってしまいました。彼の“塩ふり”ビデオは何百万の「いいね」をゲットし、彼の“おもしろ映像”は多くのソシアルメディアに流れ始めました。ギョクチェさんは“塩ふりシェフ”と呼ばれる携帯用のゲームもひろげました。

Sabah

先週金曜、アカデミー賞受賞俳優レオナルド・ディカプリオも、ギョクチェさんのステーキハウス・チェーン「ヌスレット」のドバイ支店に、彼を見に来たそうです。

・・・塩ふりシェフ、おもしろいですねえ! 私、大好き。でも、「選挙に行きましょう」というツイッターに、彼の写真を使うフランスのお役所も、おもしろいですね。


ギリシャ・テサロニキのトルコ領事館に火炎瓶

 ギリシャ・テサロニキのトルコ領事館が、23日早朝、火炎瓶による攻撃を受けたと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

覆面をした小グループが、午前5時半、領事館警備の警官に火炎瓶2個を投げ、そのひとつが発火しました。この攻撃による負傷者も物質的被害もなかったと、ドーアンニュースは言っています。この日はトルコ国会の設立を記念する「トルコ独立記念日」であり「子供の日」でもありました。

領事館前の警官の詰所は、以前から何度も攻撃を受けています。


エルドアン大統領が議長としてAKP復帰の意志をにおわせた

僅差で憲法改正が認められた国民投票が終わり、エルドアン大統領は公正発展党(AKP)に議長として復帰する強い意志を示しました。

Hurriyet
子どもの日に“1日大統領”を務めた4年制のテュルク君と大統領


4月23日の「独立記念日」と「子どもの日」に、エルドアン大統領は、子供との会合の場で、AKPの党首になる可能性について尋ねられ、「なってもいいではないか」と答えました。この質問は、最初、その日、エルドアン大統領にかわって大統領役を務めていた4年生のイーイト・テュルク君に向けられました。

しかし、エルドアン大統領自身が、「いいではないか。今度の改正でその権利が与えられたのだから」と答え、4月16日の国民投票の結果に言及しました。テュルク君は記者会見でエルドアン大統領の答えをくり返していました。

長年、「子供の日」には、「未来は子供たちのもの」というコンセプトで、子供たちが“1日大統領”や“1日首相”を務めるのが恒例になっています。ユルドゥルム首相も23日は、5年生のヤーウズ・ケチェ君に首相の席を与え、ケチェ君は子供たちの内閣を組閣しました。

4月16日、トルコ人は国民投票で、51.4%の得票で憲法改正を認め、エルドアン大統領がAKPとの関係を保持することを許容しました。エルドアン大統領がAKPの議長になるかどうかはまだ不確かですが、国民投票の結果が出た後、大統領は党への復帰を考えているのは確かです。AKPが党の議長変更のための総会を開くのは必至でしょう。


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