トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

エルドアン大統領がアンタリヤで世界の首脳たちと会う

2015年11月13日 | 国際
11月14日 エルドアン大統領は、2日間のG20サミットに集まる世界の首脳たちと会談します。サミットは11月15,16日、地中海岸のアンタリヤのベレク・リゾートで行われます。

 Hurriyet

「訪れるほとんどすべての首脳と会うだろうが、最も重要なのは、11月15日午前10時20分から1時間半行われるアメリカのオバマ大統領との話合いだ」と、エルドアン大統領は言いました。大統領はドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領との共同会談も行うでしょう。

エルドアン大統領とロシアのプーチン大統領との会談は15日の夜、行われる予定です。エルドアン大統領はまた、イギリスのキャメロン首相と、シリア危機を中心に会談するでしょう。また、大統領は、EUのジャン・クロード・ユンケル大統領と、難民問題対策の協力について討論するでしょう。


G20の世界の首脳たちに、トルコの銘菓ロクムをプレゼント

 今週末、G20サミットのためにトルコを訪れる世界の首脳たちに、エルドアン大統領の指示で、トルコの銘菓ロクム(ターキッシュ・ディライト)が贈られることになりました。

 Hurriyet

「わが社は特製最高のピスタキオのロクムを21箱、用意いたしました。世界には多くの問題がありますが、皆さん、スイーツを召し上がって、スイートに話し合っていただきたい」と、ロクム会社のネジュミ・アルパゴト社長が、11日、アナドルニュースに語りました。

アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ王、ドイツのメルケル首相も、トルコのロクムを味わうことでしょう。サミットは、15,16日、地中海岸のリゾート地アンタリヤのベレク地区で開催されます。

エルドアン大統領は、11月10日、サミット会場を視察中、首脳たちに贈るロクムを用意するよう組織委員会に指示したそうです。組織委員会からロクムの用意を依頼されたと、アルパゴト社長は誇らしげに言いました。
  


つづく紛争に、南東部シルヴァンの住民たちが逃げ出した

 南東部シルヴァンでは、非合法組織クルド労働者党(PKK)とトルコ軍の戦闘が10日におよび、命の危険を感じた住民たちが逃げ出しました。11月3日、ディヤルバクルから80キロのシルヴァンの3地区では、8月以来、6回目の外出禁止令が出ました。

 Hurriyet
トルコ軍とPKKの戦闘後の夜間外出禁止令で、人通りの絶えたトルコ南東部シルヴァンの街路。11月10日。


「エルドアン大統領とダヴトオール首相とトルコ政府が言っているように、テロリスト組織とわが国の戦いは結果が出るまでつづくだろう」と、セラミ・アルトゥノク内相は、11月12日、PKKに関して記者団に語りました。「シルヴァン地区の3か所の作戦は、テロ組織のメンバーを一掃するまでつづくだろう」

治安部隊は、警察が来るのを防ぐために地元民が築いた塹壕を埋め、バリケードを除去しています。今日までに、1000人ほどの住民が、身ひとつでシルヴァンを逃げ出したと、「トルコ技術家・職人協会連合」シルヴァン支部のムヒッティン・カン支部長が、11月12日、ドーアンニュースに語りました。「彼らが帰ってくるかどうかはわかりません。家のほとんどは破壊されてしまいましたから」とカンさんは言いました。

トルコ人権財団(TIHV)の報告によると、シルヴァンで6人の市民が治安部隊に殺されたということです。公的部門通商連合(KESK)は公正発展党(AKP)に緊急の“正常化”を要請しています。

シルヴァンはこの10日間、ヘリコプター、装甲車、戦車に支援された何千人の兵士、特殊部隊、警官に包囲されています。「私たちは何人が死に、何人が負傷したのかもわかりません」とKESKは言っています。「シルヴァンでは厳しい人権侵害が起こっています」


   「tきどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする