「皇子たちの島」の馬車はロマンティックなんだけど・・・

９月８日　イスタンブールっ子は単にアダラール（諸島）と呼ぶ「皇子たちの島」、イスタンブールから日帰りでも遊びに行けるリゾートとして人気があります。
最大の島「ビュユックアダ」では、しゃんしゃんと鈴を鳴らして走る２頭だての馬車が大人気ですが・・・

　Hurriyet

いま、一部の住民から地元行政にクレームが届いているそうです。
馬のオーナーの中に、酷使されて弱った馬を、島の山の中などに放置する者がいて、馬さんのご遺体が恐ろしいことになっているというのです。

どうやら、馬の死体の処理について、きちっとした規制がないらしいのです。アダラール地区の当局は、島の馬車はイスタンブール市が規制していると言い、市当局は馬小屋は市の規制下にあるが、死体の処理には責任はない・・・みたいな話。

この際、きっちり規則をつくって、人間たちのために働いてくれた馬さんたちの美しいお墓を島につくって、ツーリストもお参りできるようにしたらいいと思います。

イスタンブールにはペットのお墓がなく、なくなったワンもニャンも、お庭のないマンションの住人はゴミ箱に捨てるしかないと聞いています。みんな動物好きなんだから、お墓のことも考えてあげなくちゃね。