嶋津隆文オフィシャルブログ

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山本繁太郎新知事も毛利の殿様に挨拶に行くのか?

2012年08月03日 | Weblog

写真:「山口県旧庁舎(大正5年)」本人撮影

山口県の知事選で友人の山本繁太郎が当選しました。25万票を取り、次点に7万票の差をつけての勝利です。流行の「反原発」だけを訴えて乗り込んだ「大阪維新」候補のポピュリズム喧伝を抑えての結果です。ホッとしたと言うものです。

それにしても山口の知事選と言えば、何年か前に訪れた地元でこんな話しを聴きました。
「山口の知事さんはね、選挙で当選するとまず一番初めに挨拶に行くのは、毛利の殿様なんですよ」。

えっ、まさかと、思わず口走ってしまいました。しかし回天維新の業を成し遂げた長州が、明治以降も毛利家を結集軸にしようと考えたとしても不思議はない。そこで私はすぐさま携帯をとり出し、鹿児島県庁の知事室に電話しました。

「長州では、いまだに知事に当選すると毛利の殿様に挨拶に行くと聞きますが、薩摩をもそうですか。鹿児島県知事は選挙後、まず最初に島津の殿様に挨拶に行くのですか?」

すると色をなしてこう返事が返ってきました。「えっ、長州ではそんなしきたりがあるんですか! ウチはやっていません、そんなことやってませんよ」。

同じ維新の立役者の薩長でも、どうやら違いがあるようです。長州人たちが毛利家に、純粋に尊敬心を持ち続けているのか、はたまたある種の政治的思惑で近づこうとしているのか、定かではありません。しかしどことなく長州の気質を感じる、楽しいエピソードといってよいようです。

そうすると就任した山本新知事も、今日あたり毛利の殿様のところへ行っているのでしょうか。近々、電話でもして、確かめてみたいものです(笑)。

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