嶋津隆文オフィシャルブログ

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伊勢湾フェリーの存続が決まり安堵しました

2010年08月11日 | Weblog

写真:「首の皮一枚で繋がった伊勢湾フェリー」

今日からお盆を故郷で過ごすため、予想される大渋滞をものともせず出発し、東名高速を走りぬけてきました。いくつになっても盆と正月は故郷に帰らねばと思うのですから、日本人とは不思議なものです。

それはともあれ故郷の伊良湖岬には、伊勢にわたるメインルートとして、鳥羽までのフェリー航路が設置されています。設立は1964年と言いますから、かれこれ半世紀にわたって人々に愛用されてきました。

しかしその伊勢湾フェリーがこの9月を持って廃止されることが決まり、地元では大騒ぎとなりました。高速道路の料金割引施策等によって利用客が減り、負債額20億円を超えて会社の存続が難しくなったと言うのです。

何と言うことでしょう。古来より東国から伊勢神宮参拝ににわたる道として、最重要であったのが、伊良湖水道をわたってのこのルートであったのです。その国の根幹に及ぶ航路を、若干の赤字が生じると言って廃止すると言うのです。そんなことを言い出すものなら、一昔前の日本人では国賊ものでありました。

それかあらぬか、田原市と鳥羽市は「観光や地域交流に欠かせない」として公的支援を行うことを決めました。ぎりぎりのところでフェリー存続が決定したのです。いやあ、田原の鈴木克幸市長さんたちに心から感謝いたします。

それにしても民主政権には腹が立ちます。一方でバラマキを、他方で廃止縮小をというテンコシャンコの施策によって、こんな小さな自治体にまで混乱を巻き起こしているのです。いい加減にしたまえと、伊勢の神様もいたく怒っているに違いありません。

 

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