嶋津隆文オフィシャルブログ

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子どもの未来こそ教育行政の主軸にすべきもの

2013年05月05日 | Weblog
写真:「研究会が持たれた加賀屋旅館」
 
田原市に赴任して一か月がたちました。その一か月目の51日~2日は、おりしも東海北陸教育長研究会が開かれた能登の和倉温泉ですごしました。

そこでの教育長たちの議論のテーマの一つは、過疎化に伴う小規模校の統廃合問題でした。一学年に数人しか居なくなった過疎地の教育の現状は深刻です。小学校の6年間、あるいは小中の9年間、数人の同じ児童生徒だけで学校生活を過ごしていくのです。

子ども達の社会性の育成のためにはクラスに多くの児童が存在することが確実に望ましい。しかしコミュニティの軸となっている学校が消えて行くことには、地元の反発が大きい。この住民の対立する問題に多くの教育長は困惑していたのです。

しかし年配者の想い出をとるか、子ども達の未来をとるかと二者択一で問われれば、教育行政に身を置く者としては、まずは子どもの未来を主軸に考えていくべきでしょう。それなのに議論では、統廃合に向けた決断が出来ない教育委員会の戸惑いと、とかく政治問題化する統廃合問題に消極的な首長への恨み節が、口の端にのぼっては消えていたのです。

百の議論でなくただ実行が求められる逼迫した事態の中で、いったい何を逡巡することがあるのでしょう。私には大いに違和感を覚えた和倉の夜と云うものでした。


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