嶋津隆文オフィシャルブログ

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慌てています、オフィシャルサイトのトラブル

2008年05月29日 | Weblog

この5月の初めより、「嶋津隆文オフィシャルサイト」が閉鎖状態になってしまっていささか慌てています。YAHOOに登録していたドメインの手続きに手違いがあり、登載契約を新規にやり直すことになってしまったのです。そのため、約2か月の間、すなわち来月(6月)末にならないと正式復旧できないという事態になっています。不便をおかけしますが、お含み下さい。
 
ただ管理をお願いしている(有)ブリリアント(☎042-571-6681)の厚意で、「オフィシャルサイト」の更新手続きにすぐやってもらい、また「オフィシャルブログ」についてだけは書き込みと閲覧が可能にしてもらいました。そこで早速に、こうして今回ブログを入れる次第です。

発言することがインターネットでもう出来ないとなった時、ふと思い出したのは韓国の前の大統領の金大中氏のことでした。朴正煕政権に障害だとして、韓国中央情報部(KCIA)に九段下のホテルでクロロフォルムを嗅がされて連行され、日本海で殺されるところ自衛隊が拉致船を追跡し、かろうじて殺害される難を逃れた事件(1973年)で有名です。

その金大中氏は、韓国の刑務所に入れられたとき、書籍を読むこともさることながら、鉛筆をもつことを禁じられたと伝えられます。すなわち一切の表現活動を出来なくされたのです。その苦痛をしみじみ述解していた記事を読んだことがありました。確かに発言するという行為は、現代人にとってもっとも基本的人権といってよいものです。それを奪われたのですから何とも残酷です。

そんな大事件と、ちょっとしたブログのトラブルを絡めるのはいささか大げさではないかと笑われそうです。が、パソコンに向かって何も発言できない事態への絶望感は小さいながらなかなかのものでした。したがって今日はウキウキしながらキイをたたいている次第です。

ところで、金大中氏が拉致された九段下のホテルグランドパレスは、私が週のうちの半分を過ごす編集プロダクション・オフィスJのマンションビルの、道を挟んで真向かいにあります。彼が襲われた部屋は22階、私のオフィスは10階。僅かに階差こそあれ、朝鮮半島の政治状況の重さを、文字通り日々目の当たりにしているというのは、奇縁というほかありません。



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