サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ACL ラウンド16 山東対川崎フロンターレ 2-3

2024-02-14 07:58:58 | 日記

お互いにシーズン開幕前だし、川崎はメンバーがかなり変わっている。2-3という点の取り合いで川崎が接戦を制したが、試合のポイントは2つあった。前半は川崎がPKとマルシーニョが脇坂からのクロスにヘッドで合わせて0-2とリード。なんだ楽勝だなと思ったが後半は全く違う試合になった。

 

川崎のガス欠なのか、山東がギアを上げたのか、山東がフィジカルでゴリゴリに押してきた。特に後半12分にブラジル人の右ウイングのフェルナンジーニョが出てきてからそのスピードに川崎は対応できず、後半22分にはそのフェルナンジーニョのゴールで1-2。

 

しかし後半34分に家長が個人技でゴールを決めて1-3と2点差にした。これは大きかった。このまま逃げ切れるかと思ったが、川崎は後半40分に再度失点。これで2-3。後半ATになっても守備に翻弄されて危ない場面ばかり。しかし後半45分に出てきた田辺がフェルナンジーニョと接触して、負傷交代に追い込んだ。田辺は故意ではなかっただろうが、結果的にフェルナンジーニョがいなくなって山東の攻撃は弱くなった。

 

川崎は後半22分からCBの丸山を入れて3バックに変更。山東の猛攻に備えたわけだが、その後にも失点しているので、あまり役には立たなかった。まあ相手の猛攻を防ぐために戦術を修正した鬼木監督の采配は評価できる。

 

川崎のメンバーがベストだったのかどうか、開幕前でまだ仕上がっていないのかなど、分からない点も多いが、とにかくアウエーで勝ったのは大きい。来週にセカンドレッグがホームであるので、引き分け以上でベスト8進出が決まる。

 

このまま勝ち進めば3月にQF2試合、4月にSF2試合、そして5月に決勝2試合と長い道のりが続く。

 

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