サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

2019年のイラン戦

2024-02-13 08:52:20 | 日記

2019年アジアカップUAE大会のSFは日本が3-0でイランに圧勝した。前半は0-0,後半に日本が3点とったし、例の南野のシュミレーションにイランのDFラインが抗議している間に、南野がボールを執念で拾って大迫にクロスを上げて、それを大迫がヘッディングシュートを決めたなど、なかなか拮抗した試合だった。

この試合ではイランの戦術に特徴があった。QFでイランは中国と対戦して3-0で完勝している。その時はイランがDFラインからロングボールを前線に放り込んで、中国のCBがイランのFWに競り負けて失点というパターンだった。その成功体験に味を占めてイランは日本相手にも同じことをしてきた。

ロングボールを日本のDFラインに執拗に放り込んできた。しかし日本のDFライン、この試合ではCBが吉田、富安、SBが酒井宏樹と長友は、問題なく跳ね返してイランにすきを与えなかった。2024年にもイランは同じようなことをしてきたが、日本はそれに対応できなかった。それはどうしてか。

問題は右SBの守備が貧弱だったからだ。毎熊は攻撃面ではいい選手だが酒井宏樹と比べれば守備では雲泥の差だ。そしてCBは吉田が効いていたのだろう。吉田なんてポカの多い不安定な選手だと思っていたが、調子の悪い板倉よりはましだったということか。

 

イランの日本対策としてのロングボールは珍しいことではなく、日本はDFラインに問題なければ対応できていた。日本の弱点を世界中にさらしたという記事が多いが、GK, 右SB, 右CBを他のセットにすれば何の問題もないはず。

 

森保監督は2019年のイラン戦を覚えていたから、普通に守ればイランのロングボールなんて問題ないと高を括っていたのかも知れない。