プレミアリーグ・トークショーというユーチューブチャンネルがあり、二人の男性が主にEPLネタで盛り上げてくれる。この二人はアジアカップはほとんど見なかったそうだが、森保監督が今の日本代表にはベストだという。その根拠が面白い。
仮に森保監督が辞めて、後任に外国人監督を新たに連れてくるとする。こういう外国人監督はゴリゴリの自分の戦術を持つタイプが多い。選手の好き嫌いも多い。スター選手であろうとばっさりと切り捨てる。日本代表のスター選手は個人的にアディダスなどの大きなスポンサーがついていて、JFAもスポンサーの意向を聞かざるをえない。
それが外国人監督が自分の戦術でスター選手を切り捨てるとスポンサーが怒り出す。スポンサーにしてみれば、ワールドカップに出場さえしてくれれば他は大した結果が出なくてもいいし、代表の試合が注目されて客を呼べて、代表人気を維持できるスター選手さえいてくれればいい。
いい例がハリルホジッチである。自分の戦術に文句を言いだした本田、香川、岡崎を呼ばなくなった。そこでアディダスが怒り出し、最後には解任された。古くは中村俊輔を２００２年ＷＣから外したトルシェもそうだ。
森保さんは協会のいうことをなんでも聞くし、選手とも仲良くする。そしてスポンサーを怒らせない。ＪＦＡにしてみれば最高に扱いやすい監督なのだ。しかし今後ＷＣアジア３次予選で不振が続き、WC出場が危ういという場面になれば解任されることもあるだろう。
JFAのスポンサー事情を理解していれば、現在での森保監督解任なんて不可能であることが分かる。