中国のトヨタとホンダのデイ―ラーが、販売促進キャンペーンの一環として新車を買うと、もう１台差し上げますというキャンペーンをしているという記事を読んだ。もちろんあくまでもアイキャッチだけだし、１か所のデイ―ラーで２台、３台という程度の枠のようだ。それに高級車種に売れ残りの車種をつけるようだ。それでも１台買えば２台もらえるというのはすごい。それだけ販売競争が熾烈ということなのか。
オーストラリアでの新車販売はどうかと言えば、中国ほど激しくはないし新車を買っても大したおまけはついてこない。かくいう筆者も３年ほど前に車を買い替えて、マツダのCX３０を買った。オーストラリアのマツダのデイ―ラーに新モデルのCX30が到着してから１か月後だったので、新しもの好きとしてはけっこう高揚感が出た。
新車を買うには交渉術がいる。正規の料金で買うのはばかばかしい。いろいろオプションを付けて車体価格に１０％くらい釣り上げて、そこから１０％くらいデイスカウントさせる。どうしても買いたいのだが、予算が合わない。マツダではなくトヨタでもスバルでもいいんだとごねる。いやな客だ。そして１０％安くさせることに成功した。新車なんて１０年に一度の高い買い物だし、３００万円以上はどうしてもする。このくらいはしなければならない。
これだけ高い買い物をしたのに、お土産でくれたのはキーホルダーだけだった。もう１台くれとは言わないが、せめてワインの１本は欲しい。納車のときにはボンネットに大きなリボンをつけてくれた。
しかし新車を買うとおまけにもう１台とは異常な世界だ。
MAZDA CX30 G20 EVOLVE