サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ACL第2節 川崎F対シドニーFC 1-0

2019-03-13 22:50:16 | 日記
川崎Fがスタートダッシュに失敗していることがよくわかる試合だった。後半83分に斉藤学のゴールでなんとか勝てたが、相手の攻撃力が貧弱だったために勝てただけ。もっと強い相手ならばこうはいかない。


今季の川崎の試合をじっくり見たのはこれが最初で、この試合のメンバーがベストかどうかは分からないが中村憲剛、小林などが先発だったのでけっして落としたメンバーではないだろう。しかしなんともフラストレーションだけが残る攻撃である。


相手がべたっと引いて攻めあぐんだことはあるが、川崎の攻撃はとにかく遅い。DFラインからのビルドアップはまず中村憲剛に行く。この試合ではビルドアップのために中村憲剛はDFラインのアンカーにいることが多かった。そこからが遅い。そして今日の中村憲剛はパスミスが多かった。ええ? どうしてそんなミスするんだというミスばかり。


真ん中を固められているから、サイドから攻めるがドリブルで仕掛けてもフィニッシュまでいけない。クロスを上げても真ん中に合わない。レアンドロ・デミアンはどちらかと言えば真ん中で構えているタイプだから、いいボールが来ないと孤立するだけ。ショートカウンターの際には強さを見せたが、相手が引いてしまうとカウンターはできない。


リーグ戦の3試合で勝ち星がないのがよく分かる。2014年のACLで川崎がシドニーに来てワンダラーズと試合をした。その試合を見に行ったが中村憲剛は途中から出てきて大久保が先発だった。その試合の印象は川崎はとにかくサッカーが細かいということだった。パスを細かくつなぐので攻撃も停滞しがち。


今日の試合をみて昔と変わっていないなと思った。このサッカーでJリーグ2連覇しているのだからはまれば強いのだろう。しかしもっとシンプルにビルドアップからサイドの裏にロングフィードして速攻してもいいんじゃないかなあ。そいういう攻撃は一度もなかった。


Jリーグでも研究されつくしているだろうから、もっと攻撃にバリエーションがなければ今季の優勝は難しいのではないだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿