徳島は8月21日にベニャート・ラバイン監督との契約を解除したことを発表した。やっぱりなあという感想である。ここまで19位と低迷して、よくここまで我慢していた。ラバインは35才のスペイン人でレアルソシエダで分析担当をしていた。ラリーガのクラブで分析と聞くと、戦術オタクの切れ者というイメージが出てくるが、徳島では結果が伴わなかった。3シーズンくらいの時間があればなんとかできたのかも知れないが、それでは降格してしまう恐れもあった。
徳島はリカルド・ロドリゲス、ダニエル・ポヤトスとスペイン人監督を続け、ラバインが3人目。ラバインの後任は吉田達磨という柏、新潟、甲府などで監督経験があるJクラブの監督のベテランである。スペイン路線からどう変わるのか知らないが今季の残りの目標は当然J2残留だろう。
4シーズン続いたロドリゲスでJ1昇格を果たしたが、その後任のポヤトスでJ2降格。ポヤトスで2シーズン続き、その後だからロドリゲス時代から考えれば毎年成績が降下しているわけで、そろそろスペイン人路線にこだわる必要もないかも知れない。
徳島の社長さんがスペインサッカーが好きなんだろうが、スペインサッカーというか戦術をJ2に持ち込んでもなかなかうまくいかない。やはり戦術よりも戦力なんだろう。まあ当然といえば当然だが。ロドリゲスで成功したのは、スペイン人監督だったからではなく、ロドリゲスだったからだろう。
スペイン人監督という意味でいえばポヤトスが今季ガンバ大阪でどの程度の成績を収められるかに注目したい。現在11位とぱっとしないが、スペイン人監督が今後も日本に来るかどうかはポヤトス次第だ。
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