サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ジェイソン・ムリージョ

2019-03-30 13:59:13 | 日記
バルサのコロンビア代表選手のムリージョが半年間の買い取りオプションを行使されることなく、バレンシアに戻ることになるだろうといわれている。バレンシアからバルサにレンタル移籍したのが去年の12月である。その間に出場した試合は国王杯の2試合のみ。ムリージョの買い取りオプションは2500万ユーロ(31億円)といわれていて、出番の少ない選手にそれだけのコストを賭けないだろうということだ。


ムリージョは今月の日本と韓国へのコロンビア代表の遠征にも召集されていて、今年27才の働き盛りである。ウデイネーゼ、グラナダ、カデイス、ラスパルマスなどをローンで移籍。2015~2017の2シーズンをインテルでプレー。インテルには完全移籍だった。


2017~2018のシーズンはバレンシアにレンタル。そして2018年12月にバルサにレンタル。インテルを除けばほとんどがレンタルである。バレンシアとは2022年まで契約があるらしいのでバルサの後にはバレンシアに戻るだろうが、ポジションが埋まっているようだから、またどこかにレンタルされるだろう。


バルサはCBに怪我人がでたためにバックアップとしてムリージョを獲得したんだろうが、ほとんど起用しないのだから何のために獲得したんだろうか。同じような半年のレンタル要員はケビン・プリンス・ボアテングである。ボアテングもおそらくレンタルバックされるだろう。


いくらバルサに加入できるとしても、冬の移籍市場でのレンタル加入は使い捨てにされることがほとんどである。よほどの活躍ができなければ買い取りオプションが行使されることはない。レンタルバックで戻ってもまたどこかにレンタルされる可能性もあるのだから、ムリージョのバルサへのレンタル移籍は失敗だった。


コロンビア代表選手でも目立たない選手はこんなに苦労するんだから、レンタル移籍で放浪する選手は厳しい運命にある。

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