超WORLDサッカーというメディアに出ていた記事の中で、レアルソシエダは久保のアジアカップ参加を辞退させたいようなことが出ていた。ネタ元はスペインのムンド・デポルティボだが、超WORLDサッカーの記事の中で、「アジアカップ開催期間はインターナショナル・マッチデー(IMD)に指定されていないため、クラブは招集に応じる義務はない」とある。
これは間違いです。大陸連盟主催の大会、アジアカップとかアフリカネーションズカップ、コッパアメリカなどにはクラブは選手が召集されればそれに応ずる義務がある。選手が出たくないと言えば、その選手が将来的に代表に呼ばれないことも出てくるので、それは選手の問題。
召集されて選手が出たいと言えば、クラブは応ずる義務がある。だから１月に開催されるアジアカップ、アフリカネーションズカップにヨーロッパのクラブは大迷惑をこうむっているわけだ。１か月も拘束されれば怪我する可能性も出てくるし、何よりも給料を払っているのはクラブである。
この記事にあるようにクラブは応じる義務がないのであれば、久保、三苫、富安、堂安などは絶対に出してもらえないだろう。このクラブは応じる義務なないというくだりが、ネタ元からの単なる引用なのか、超WORLDサッカーの記者が書いたものかは知らないが、いずれにせよちゃんとチェックしたほうがいい。
同じネタ元からの引用でFOOTBALL ZONEも似たような記事を配信しているがそこにはレアルソシエダが久保の参加辞退を要望するようなことが書かれている。しかしクラブに召集拒否権があるとは書かれていないし、そもそも拒否できるのであれば重要な選手だからだめだと言えばそれで終わりだ。
誰が書いたかは知らないが、スペインのネタ元を単純に翻訳するだけだからこんな記事がでてくる。