夕べのJリーグ アオ―ドを見たが、なかなか華やかな演出だった。MVPは大迫が受賞。正賞が２００万円、副賞が１００万円相当のDAZN観戦セットとあるので、ずいぶんとしけている。DAZN観戦セットとはDAZNのサブスク１００万円分ではなく、７５インチモニターなどのAUDIO環境でDAZNを見られるということだそうだ。
JリーグMVPは今回が３１回目で、複数回受賞したのは中村俊輔だけ。それも２０００年と２０１３年という１３シーズンも間隔が開いている。これはなかなかの偉業である。昨年の受賞者はマリノスの岩田智輝。奥さんへの感謝を述べた受賞スピーチは感動的だった。そして２０２３年１月には岩田はセルティックにレンタル移籍。今年６月には完全移籍となり、順風のように見えた。
岩田の出番は移籍してからの半年は１３試合。まだフィットしていないし、Ｊリーグでのフルシーズン後で、適応するのは難しいというポステコの説明にもある程度納得した。しかし監督が交代して、岩田は干されて、今季の出番はリーグ戦はわずか５試合、それもすべて途中出場。完全にカップ戦要員である。監督交代でここまで冷遇されるとは岩田も想像できなかっただろう。
岩田の年俸はマリノスでは３５００万円で、今季のセルティックでは７３７０万円と推定されている。２倍には増えている。出番がなくてもこれで良しとするかどうかは、選手の気持ちの問題だろう。しかしJリーグMVP受賞者がろくに出番もなく干されているのは悔しい。
セルティックの場合は、ポステコが安易に好みの選手を日本から連れてきて、自分はさっさとトットナムにステップアップして知らん顔。実力の問題だから仕方がないとしても、岩田にしてみればポステコにだまされた気分だろう。