見切り発車的に決定されたJリーグの秋春制移行だが、ACLとシーズンを合わせるというお題目だがAリーグも日本でいう秋春制である。しかしACLではぱっとしない。分かりやすいスタッツとしてはAFCのクラブランキングがある。２４/２５シーズンでは、サウジと日本はACLEが３＋０，ACL２が１＋０である。これに対してオーストラリアはACLEが１＋０，ACL2が１＋０である。
AリーグはACLが秋春制になる以前からシーズンは同じだったが、それとは関係なく弱い。以前はシーズンをまたいでACLに対処しなければいけなかったので、AリーグはACLでは弱いと思っていたが、シーズンが同じになっても弱い。従ってJリーグも秋春制になってもACLでの成績は変化ないだろう。
素朴な疑問として冬の中断期間の長さである。１２月第２週まで試合をして、再開は２月の第３週とある。いろいろ試行錯誤していくのだろうが、２か月も中断して、この期間は何をするのだろうか。現行でもシーズン始動は１月の後半からだろうが、それを考慮しても純粋に１か月は中断となる。休養期間とするのか、タイあたりに遠征して親善試合でも組むのか。
他の疑問は単年契約が複数年契約に変わっていくのかどうかである。ヨーロッパと同じシーズンになるということは、移籍もしやすくなる。これまでのように単年契約であれば移籍金なしとなってしまう。それを防ぐには複数年契約しかない。そうなればシーズン終了後に突然戦力外通告されることもなくなる。
はたしてどうなることやら。