サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

負けて泣くんじゃねえ

2023-12-03 14:31:15 | 日記

J1昇格プレーオフ、東京ヴェルディ対清水エスパルスは多くのドラマを生んだ。J1優勝を決める試合ではなく、昇格プレーオフという低次元の試合だったが、それでも選手の気迫は伝わってきて、その結果に涙する選手を見るともらい泣きしてしまう。

 

清水の秋葉監督が、試合後に「負けて泣くんじゃねえ」とコメントしたが、これは厳しい言い方だが、的を得ている。そう、泣くならば勝って泣くべき。試合に負けて泣いても何の意味もない。勝負事は勝って泣くべき。しかし秋葉監督のあの顔でこのセリフを言われると怖いね。

 

ヴェルディの森田晃樹の試合後にピッチインタビューでの号泣はすごかった。森田はチームキャプテンだが、この試合では痛恨のハンドでPKを献上。あのまま負けていれば、人生のトラウマになりそうな展開だった。それがまさかの残り2分での同点PK獲得。森田はヴェルディのジュニア、ジュニアユース、ユースとヴェルディと人生を歩んできた。

 

だからこそ、16年ぶり、というか森田の人生初の1部昇格というハイライトに関わることができて、感無量だったのだろう。しかし何もあそこまで泣かなくてもいいと思うが、もともと泣き上戸なんだろうなあ。

 

さて16年ぶりのJ1復帰のヴェルディだが、来季は厳しい。補強に金をかけられるようなクラブではないし、今季のメンバーにプラス多少の新選手だろう。おそらく1シーズンでJ2復帰になる可能性大である。この試合だって、戦力的には清水のほうが上だったし、その清水の拙攻に助けられてたまたま同点にできただけの戦力だった。ヴェルディは苦しいだろうなあ。

 

ヴェルディ昇格の号外