久保のシリア戦での活躍を紹介したスペインの「AS」紙が、「１月のアジアカップはこの偉大なチームを、両手を広げて待っている」と日本と久保を称賛している。本当にそうだろうか。WCアジア２次予選では、日本、韓国、オーストラリア、サウジなどが大量得点で順当勝ちしている。もっともパレスチナ対オーストラリアは０－１だったけど。
日本はミャンマー、シリア相手にそれぞれ５点差つけて勝ったけれども、何せ相手があまりにも弱い。プロチームが高校生に勝ったとして、そのチームが強いは言えない。大勝して当たり前の相手であった。だからアジアカップは必ずしも両手を広げては待っていない。
同僚の韓国人と時々アジアカップの話をするが、トーナメントの組み分けから推測すると、日本と韓国は決勝まで会わない。韓国が最後にアジアカップで優勝したのは１９５６年と１９６０年の２回だけで、この２回とも４か国だけが参加。その後準優勝が４回。もう５０年以上も優勝していない。韓国はアジアカップとは縁がないのだ。
日本の直近の優勝は２０１１年だから、そろそろ優勝してもいいころだ。前回の準優勝は本当にもったいなかった。