J3宮崎所属の工藤壮人選手が亡くなった。享年３２才。あまりにも若い。子供もまだ小さいだろうし、父親としては子供のことが心配でならないだろう。工藤選手はサッカー選手としての人生をやりきったのだろうか。
柏、バンクーバー、広島、山口、ブリスベン、宮崎と渡り歩いたが、やはり２００９年から２０１５年まで在籍した柏のイメージが強い。２００９年にユースから昇格。武富なんかといっしょである。柏ユースの監督は甲府で天皇杯を制覇した吉田達磨監督。なんだか因縁を感じる。
２０１５年、柏での最後のシーズンでリーグ戦３４試合出場、１０ゴールを決めている。そして２０１６年からバンクーバーに移籍。柏では自分の好むポジションで起用されなくなったが、それでも主力選手の一人。２５，２６才の時にそこからいきなりバンクーバーに移籍とは思い切った決断である。
そこからは怪我や不振で思ったような活躍ができずに、移籍を繰り返した。やはりこの選手の転機は柏を出たことだろう。どういう経路でこうなったかは知らないが、きっと挑戦が好きなんだろう。そして自分に自信があったと思う。
それにしても３２才は若い。奇しくも今日は広島が出場するルヴァンカップの決勝である。工藤選手は２０１３年のナビスコカップ決勝で活躍して大会MVPになっている。これも因縁か。
合掌。