夕べの日本女子対ナイジェリアをみたが、結果だけをみれば2-0で快勝だったし、スポーツメディアも池田監督のコメントもポジティブなものだった。しかしチームの完成度というかクオリティはお寒かった。
ナイジェリアはスピードがあり、フィジカルが強い。日本が1対1をしかけてもほとんど取れないし、取られてしまう。これはこれで仕方がない。しかしナイジェリアは戦術が乏しく選手の個人技に頼っていて、日本のDFをどう崩すのかが明快ではなかった。従って日本も守りやすかった。それに決定力がない。
翻って日本はほとんどの選手にいえることだが、トラップが下手。せっかくボールをもらってもトラップでヘマして取られたり、サイドに出してしまう。サイドチェンジしようとロングパスを蹴っても相手に取られるだけ。またGKからのフィードもひどい。
これらの自滅というべきミスを減らせば、日本は確実に強くなれる。フィジカルが弱いのは仕方がない。練習しても強くなることもない。他の強豪国はもっとトラップがうまい。弱いチームほどトラップが下手だ。これが女子サッカーのレベルと言われればそれまでだが、見ていて悲しくなるほどみんなトラップが下手だ。
2011ー2015年ごろの日本が強かったころは、これほどトラップが下手という印象は受けなかった。総じて全体のレベルが下がっているということだろうか。来年の女子WCはよくて1次リーグ突破だろうなあ。
美人さんだけどトラップはひどい。