サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

森保監督の選手起用は周回遅れだ

2022-10-04 10:11:24 | 日記

9月のスペイン戦では鎌田、久保を先発起用してきた森保監督だが、選手起用のスタイルは周回遅れである。旬な選手であろうと過去の実績、序列にこだわる。そして調子の悪い選手が出てきて試合に負ける。これはフォーメーションも同じ。おしりに火がつかないと何事も変更しない。

 

森保監督は成功体験にこだわる。彼の頭にあるのは、2019年1月アジアカップの準決勝のイラン戦での、南野の左からのクロスとそれにヘッドで合わせた大迫の半端ないゴール。これが忘れられない。クラブが変わろうと、選手の能力は変わらないだろうからクラブでの出番が増えれば試合勘なんてどうにでもなる。こう考えているのだ。

 

大迫と南野が劣化していくにつれて、鎌田と久保がこの3年間のうちに台頭してきた。特に若い選手は半年もすれば大化けするので、3年半前の実績なんてあてにならない。だいたい久保なんて3年前は18才だったのだから、そのころのイメージをひきずっているのだろう。

 

極め付きは自分の戦術に合う選手にこだわる。悪いアイデアではないが、それに合った選手が出てこなければ意味がない。大迫の代替選手、同じようなタイプを追い求めて1トップの選手が決まらない。それならば違う戦術に変更して、現段階で旬の選手を起用したほうが機能するだろう。

 

現在の代表のFWは偽9番タイプの選手が多いので、2トップにして裏抜けを得意とする古橋のようなタイプに戦術を変更すべき。古橋が代表で機能しない試合を見ていると、実にもったいないと思う。セルティックであれだけ活躍できているんだから、いっそのこと古橋と前田の2トップを試してみるべきだった。

 

半年前、3月の予選のオーストラリア戦あたりから試していればよかったのに、ずっと南野にこだわってきた。南野に個人的な恨みはないが、リバプールからモナコに移籍してもどんどん劣化していく。かつての香川真司のようだ。

 

周回遅れだったが、やっと鎌田と久保という適正配置に変更したのもおしりに火がついたからだ。でもいまだに柴崎を呼んでいるのが理解できない。柴崎もあのサウジ戦でのミスパスで代表人生を終えてしまった。一本のパスが命取りになるわけだ。

 

 

ワールドカップでは一発レッドはやめてね。