スノボのハーフパイプで平野歩夢選手が金メダルを獲得した。メダル争いをしたのはスコット・ジェームスというオージー選手である。スノボとかスキーのエアリアルといった種目はオーストラリアも有力な選手が多く、テレビも生中継である。
日本と同じように出身の学校でライブ中継して、子供たちが声援を送る。このあたりの煽り方はオーストラリアも日本と似ている。シドニーから車で８－１０時間にスノー地域があり、7月から９月くらいがシーズンである。スキーが好きな人は、1月から2月に日本の北海道とか白馬などに出かける。これで年間に２シーズン楽しめる。
今日の種目でこれまで絶対王者と言われたアメリカのショーン・ホワイトが最後の演技をした。これが彼の最後の五輪である。３５才で、五輪金メダル２回、数々の大会で優勝して、誰もの憧れのショーン・ホワイト。最後の演技で失敗してメダルは取れなかったが、引退に感極まってから涙を見せた。あのショーン・ホワイトが引退する瞬間である。
昨日の羽生結弦選手が競技後に氷を触って引き上げたが、あの瞬間を見て世界中のゆずるファンが涙を流したことだろう。羽生選手はまだ引退したわけではないがあの氷を触った瞬間とショーン・ホワイトの涙を見て、この二人は同じで引退するのだなと思った。絶対王者の引退する瞬間である。
競技後に抱き合う平野歩夢とショーン・ホワイト。