木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

そして、星の輝く夜がくる&その他読んだ本

2015年03月14日 | 読書
「そして、星の輝く夜がくる」 著者 真山 仁

お勧めの本…たしか女優の杏さんの…
 と聞き 図書館に予約を入れました



2011年3月11日 地震 津波による死者・行方不明者は2万人近くにのぼった東日本大震災
 
2011年5月 被災地にある遠間第一小学校に 応援教師として神戸から小野寺徹平が赴任した
 小野寺自身 阪神淡路大震災の被災経験があり

生徒達との交流の中で 被災地の現実と抱える問題と向かい合っていく
 
混乱から 少しずつ希望が持てる未来へと向かっていく様を描いた作品

特に印象的だったのは 子供達が子供達らしからぬ
 聞き分けが良すぎて… 言いたい事を言わずに我慢して…
それを打破していこうと 小野寺は提案して…

子供達の目のきらめきが変わってゆく様が目に浮かび希望が持て
 気持ちが和み 温かさを感じる作品
  
著者の真山 仁さんは阪神大震災の経験者 だからこそ書けた作品でしょう


その他読んだ本



「とっぴんぱらりの風太郎」著者 万城目 学

天下は豊臣から徳川へ変わりゆく頃
 伊賀を追われた 忍びの風太郎は 京で暮らす事となり…

忍びの動き スピード感 場面が目に浮かぶようで楽しめました


「虚ろな十字架」
「使命と魂のリミット」

どちらも 著者 東野圭吾

虚ろな十字架 
 死刑…重いテーマ やりきれない思いで読み終えました
  が 内容は面白く やはり東野作品は楽しめます
 
使命と魂のリミット
 過去の医療疑惑 脅迫状 2つの事件が絡み合い…
後半の手術場面は緊張感で一気に読み進めました
 医療に関わる人たちの真摯さに あらためて感銘を受けます

「破門」 著者 黒川 博行

大阪を舞台にやくざの桑原と建設コンサルタントの二宮が 金に群がる悪党達を相手に暴れまわるハードボイルド作品

直木賞作品ということで予約を入れ読み進めましたが
 乱闘場面などハードで 私好みではない作品でした

「山女日記」 著者 湊 かなえ 

「妙高山」「火打山」「槍ヶ岳」「利尻山」「白馬岳」「金時山」「トンガリロ」
 七つの山を題にした短編の連作
それぞれに思いを抱えた7人の主人公 一歩一歩山を登る女…
 女性の心理を丁寧に描いた作品

「まほろ駅前狂想曲」
「まほろ駅前多田便利軒」

著者 三浦しをん

東京のはずれに位置するまほろ市の駅前に在る便利屋 「多田便利軒」
 多田啓介と行天春彦 仕事を頼む人々と関わりながら綴られた物語

今まで読んだ三浦しをんさんの本が好きで
 何か ないかな?と検索して予約を入れました

多田も行天も心に傷みを持っていて
 それゆえにそっけなくても 秘めた優しさがあり…
心のひだが描かれていて ユーモアもありで やはり三浦しをんさんの作品は好きです

ひとつ失敗は三作目の「まほろ駅前狂想曲」を先に読んでしまったこと^_^;

だって図書館の一覧はあいうえお順になってまして
 まほろ駅前狂想曲の方が先に載っていたものですから…

そう言えば「神去なあなあ日常」「神去なあなあ夜話」も「…夜話」の方を先に読んでしまったな^_^;

後で1巻を読むときに「あぁこういうことだったのね」とあらためて流れが分かって…
 違った面白さも味わえて良いかも です


次に順番が回ってくる本何でしょう?
 


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