11月15日

 @rinakko
 墓地に立つ断面あまたそのひとつにましろき蝶の翅がとまりつ──藪内亮輔
 崖上に吹くフルートは神殿を涸らす──安井浩司
 #詩歌蠱術函









 @rinakko
 ちべたい朝めし。
 





 @rinakko
 【マクティーグ (ルリユール叢書)/フランク ノリス】を読んだ本に追加
 

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11月14日(読んだ本、『一、二、三、死、今日を生きよう! ―成田参拝― 』 再読)

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 垂れ下る空に壓されて一日づつわが沈みゆく地下よ深かれ──齋藤史
 墓標の前/みなうしろむき/その背の眼──高柳重信
 #詩歌蠱術函








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 【一、ニ、三、死、今日を生きよう! ―成田参拝―/笙野 頼子】
 
 再読。概ね単行本の刊行順に読み返しているが、「成田参拝」の初出は2003年とあり、成田を知ったのを機に個人の信仰とは何かと考えたこと、長篇『金毘羅』へと至るその覚醒の流れについて辿ることが出来る。

 “私にとって愚民でないという事は常に狂気と向かい合う事だ。或いは愚民である自分を自覚する事だ。そのふたつの間を行き来して生きることだ。だって、――。
 世界に対して自分が非情になってしまえばいつでも反作用のようにして、その世界の方がこちらの生命を奪いに来るから。快い解放と無責任は心の底の生命力を乱費させて綺麗な幻を見せるけど、そのままではいられない。だから揺れる揺れる。”

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11月13日

 @rinakko
 正方形の影の無き家すまひして死の窺ひききのふなりにき──森岡貞香
 月下とはりんどうが飲む水の音──高岡修
 #詩歌蠱術函












 @rinakko
 【蝶を飼う男:シャルル・バルバラ幻想作品集/シャルル・バルバラ】を読んだ本に追加
 

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11月12日

 @rinakko
 【美学文芸誌「エステティーク」Vol.3 特集:神/高橋 睦郎他】を読んだ本に追加
 

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11月11日(西宮、「アカーシュ」)

 @rinakko
 玻璃幻想乘せゆくまひるの汽車ありき枯野をよぎるましぐらなりき──葛原妙子
 おとうとは野のかげろうに食べられて──西川徹郎
 #詩歌蠱術函


 
@rinakko
 かみなりー!

 

 

 

 @rinakko
 昼ビール部です。まずはネパールのオムレツ。
 

 

 @rinakko
 お昼ごはん。旅のお疲れ休みの夫と、西宮のアカーシュにてA定食。チキンキーマ マサラと季節の野菜とチキンを煮込んだカレーを、ひさしぶしのバスマティ米で。むまいわい辛いわい。
 
 

 

 

 

 

 @rinakko
 【私は幽霊を見ない/藤野 可織】を読んだ本に追加
 

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10月に読んだ本

10月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:5976

ネプチューンの影 (創元推理文庫)ネプチューンの影 (創元推理文庫)の感想
待ちわびていた大好きなアダムスベルグ署長シリーズ‥‥! うおん! 隅々までどっぷり堪能した。天才型でふわふわした夢見る名探偵アダムスベルグと、論理派で博学な部下ダングラールとの付かず離れずなコンビぶりが大好物なのじゃが、今回登場したルタンクールも素晴らしい。老嬢好きには堪らないクレマンチーヌとジョゼットも素敵だったし、もっと読みたい(シリーズの続きを切に‥)。
読了日:10月31日 著者:フレッド・ヴァルガス
アムラスアムラス
読了日:10月30日 著者:トーマス・ベルンハルト
戸惑う窓 (中公文庫)戸惑う窓 (中公文庫)
読了日:10月29日 著者:堀江 敏幸
片付けない作家と西の天狗片付けない作家と西の天狗の感想
再読。(めも 中篇「猫々妄者と怪」…土俗心理探求小説「金毘羅」を執筆中の八百木千本がラストシーンを書くための鼻血待ち中継。後書き モイラの事
読了日:10月28日 著者:笙野 頼子
水晶内制度水晶内制度の感想
再読。えいやっ…と身構えて読み返したら、初読時よりも余程得心のいく読み心地だった。きつい内容ではあるが、その辛さは当たり前のように日常の中にある悔しさや怒りと直結しているので、そういう意味では淡々と頁を繰っていた。世界の陰画としてのウラミズモは、女が人間になろうとすれば女尊男卑がてっとりばやいという理屈の元に成った偽フェミニズムの国だ(高邁な精神などないよ単なるあべこべだから)。その設定と言い、火枝無性による日本神話書きかえ(国滅び神話と出雲神話の結び付け!)と言い、隙なくつくり込まれていて頗る面白かった
読了日:10月25日 著者:笙野 頼子
罪と罰の彼岸【新版】――打ち負かされた者の克服の試み罪と罰の彼岸【新版】――打ち負かされた者の克服の試み
読了日:10月24日 著者:ジャン・アメリー
月にひらく襟月にひらく襟の感想
再々読。
読了日:10月22日 著者:鳩山 郁子
きのこのなぐさめきのこのなぐさめ
読了日:10月21日 著者:ロン・リット・ウーン
戦下の淡き光戦下の淡き光
読了日:10月18日 著者:マイケル・オンダーチェ
昏き目の暗殺者 下 (ハヤカワepi文庫)昏き目の暗殺者 下 (ハヤカワepi文庫)の感想
再読。
読了日:10月17日 著者:マーガレット アトウッド
昏き目の暗殺者 上 (ハヤカワepi文庫)昏き目の暗殺者 上 (ハヤカワepi文庫)の感想
再読。
読了日:10月16日 著者:マーガレット アトウッド
紫式部日記(下)全訳注 (講談社学術文庫)紫式部日記(下)全訳注 (講談社学術文庫)
読了日:10月12日 著者:宮崎 莊平
紫式部日記(上)全訳注 (講談社学術文庫)紫式部日記(上)全訳注 (講談社学術文庫)
読了日:10月11日 著者:宮崎 莊平
メインテーマは殺人 (創元推理文庫)メインテーマは殺人 (創元推理文庫)
読了日:10月11日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
見えないものを集める蜜蜂見えないものを集める蜜蜂
読了日:10月08日 著者:ジャン=ミシェル・モルポワ
現代語訳 雨月物語・春雨物語 (河出文庫)現代語訳 雨月物語・春雨物語 (河出文庫)の感想
再読。
読了日:10月07日 著者:上田 秋成
ケルトの歴史と文化(下) (中公文庫)ケルトの歴史と文化(下) (中公文庫)
読了日:10月04日 著者:木村 正俊
象が踏んでも  - 回送電車IV (中公文庫)象が踏んでも - 回送電車IV (中公文庫)
読了日:10月03日 著者:堀江 敏幸
音楽嗜好症: 脳神経科医と音楽に憑かれた人々 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)音楽嗜好症: 脳神経科医と音楽に憑かれた人々 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
読了日:10月01日 著者:オリヴァー・サックス

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11月8日(読んだ本、『だいにっほん、おんたこめいわく史』 再読)

 @rinakko
 【だいにっほん、おんたこめいわく史/笙野 頼子】
 

“小さい私から大きく振り返るそれが文学だ” 「言語にとって、ブスとはなにか」

 再読。すっかり呑まれた。ああそうだった、いきなり御章魚(みたこ、です。おんたこではないっ)教団が解散させられるところから始まるのだった…と頁を繰り。
 兎に角設定はシュールだし(火星人少女遊郭って何・涙)おんたこはあまりにも醜悪…なのだが、実は私も、おんたこ、知っている。普段あまり見えないようにはされているけれど。おんたこは、第一党の癖にマイノリティの反権力を称し、ペド全開でロリコンを趣味ではなく商売にしている。得意なのは八百長討論。蛸壺的世界観と歴史観。おんたこの理想は、80年代経済の享受と非現実化させた記号少女の享楽…とか。
 そして、自我を失くして隷従民になることを受け入れない人々(みたこ信者ごっそり…)はいなかったことにされる。

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11月7日

 @rinakko
 紫陽花のかなたなる血の調理臺 こよひ食人のたのしみあらむ──塚本邦雄
 月光を飼育しえざる檻ひとつ──高岡修
 #詩歌蠱術函









 @rinakko
 【汚辱の世界史 (岩波文庫)/J.L.ボルヘス】を読んだ本に追加
 

 

 

 


 @rinakko
 一昨日からうちの本。ようこそようこそ (๑˃̵ᴗ˂̵)
 『ジャーゲン』、いつ取り掛かろう‥‥。
  

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11月6日

 @rinakko
 【絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男/笙野 頼子】を読んだ本に追加
 

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11月5日

 @rinakko
 【金毘羅/笙野 頼子】
 
 再読。

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