ゆったりん旅 由布院編

 さて、旅の2日目は由布院温泉へ。 
 博多駅にてだーさんに、「今日乗る“ゆふいんの森”、調べてみた?」と訊かれた私、マニアではないので事前に調べるはずもなく「ううん、何で?」と訊き返しますと、「まあ、見てみて」と。「え、見た目凄いの?」「う~ん、まあね」。
 と、そんなやり取りがありまして、噂の“ゆふいんの森”がホームへ滑り込んで来た途端に、「うわあっ」とデジカメを構える私。慌てて走って顔(っていうの?)を撮りました。慌てていたので上の方が切れちゃって残念です。
 一瞬二階建てかと思ったら、デッキから階段で少し上がる客室になっていました。
 客室は和な雰囲気でレトロです。暖簾が渋いです。


 大分県に入り温泉郷が近付いてくると、車窓からの眺めが素敵でした。
 由布院駅に着いたら先ずはコインロッカーに寄って即、一駅移動です。
 一両編成。
 由布院駅は賑々しかったのに、南由布駅は長閑長閑~。ついーついーっと、赤蜻蛉が漂うように飛んでおりました。


 ここで降りた目的は、ワイナリーでした。試飲をさせてもらって、赤ワインを一本と味噌漬けの豆腐を発送に。
 そしてお迎えの列車は、
 わ~い、トロッコ♪
 あれに見えるは由布岳です。

 なぜか私の中で、由布院駅周辺の散策は自転車で…というのが決定事項でした。津々浦々の観光地で見られるプチ軽井沢の様相、博多よりも余程人が多いように感じました。自転車で何度も足をつきながら、人と人の隙間を縫うようにすり抜けなければいけませんでしたが、それでもやっぱり自転車はらくちんでした。
 金鱗湖まで行ってからガラスのお店で買い物をしたり、だーさんの職場用のお土産“湯布院 野の花クッキー”を購入して駅へ戻りました。駅前で休憩(ここでビール一杯目)、タクシーでいよいよ旅館へ。

 由布院の旅館「月燈庵」は、この旅一番の楽しみでした。全ての客室が露天風呂付きの離れになっています。駅前の賑わいはどこへやら…静かな山間の宿で、もはや我々の目の前には温泉と山の眺めと心待ちなお料理しかありません。
 さっそく大浴場で一風呂浴びました。露天風呂から仰ぐ月は、半月でした。群青を深めていく空に、凍て付くような月の光。風になびく湯煙に包まれ、し、至福…。

 そして夕食は母屋へ。お料理は創作会席です。先に言っておきますと、どれも大変美味しゅうございました。
 これは先付けの“茄子豆腐 滑子べっこうあん”。


 前菜です。
 柿白和えや九十カステラ、いくらみぞれ和えなどでした。
 造りは、“豊後水道季節の盛り合わせ”。
 
 せき鯖よ♪

 だーさん大絶賛の、“大鯛頭蕪煮”です。

 豊後牛ステーキです。
 蕩けそうでした。
 さらに「地鶏麺」なるものやさつま芋の天ぷらが出て、最後の水物に“焼目もちぜんざい”。え、ぜんざい?と思いましたけれど、程よい甘さでお餅も小さめで、最後まで美味しく頂けたのでした。

 これは栗おこわ。
 旅館の夕食って、ちょっと幾らなんでも多過ぎでしょ…なんてことがままありますが、ここのお料理はきちっと節度ある量で嬉しかったです(朝食しかり、でした)。  

 食後は離れの露天風呂で、ほんのり赤く茹蛸になりました。
 

 新館のバーで軽く呑んで(コスモポリタンとか、だーさんはバーボン)、心置きなく温泉の夜を堪能したのでしたよ。 

 朝も早起きして、大浴場と離れの露天風呂と両方にしっかり浸かりました。由布岳の山肌に朝日が当たるまで、大浴場を貸切状態で心ゆくまでぼ~っとしました。お風呂から上がると朝の冷たい空気がより清々しくて、本当に気持ちよかったなぁ。

 朝食に母屋へ。離れと母屋の間には、こんな橋があります。 




 私たちが行った日あたりから、朝の冷え込みが深まったそうで、ようやっと紅葉が始まっていました。
 離れの客室は昔懐かしい日本家屋のようでしたし、サービスも行き届いて仲居さんも感じが良く、立ち去りがたい旅館でした。

 三日目は、駅前でお土産を買ったくらい(最後の最後に小鹿田焼のお皿を衝動買い)でこれと言って何もせず、大分空港から伊丹空港まで一っ飛びして帰って来ちゃいました。国内旅行っていいよなぁ…と、改めて思った小旅行でしたよん。
 素晴らしいお天気に恵まれて。
 (2007.10.24)

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コメント
 
 
 
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2008-02-28 21:42:31
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