ゆったりん旅 博多編

 昨日、二泊の旅から戻ってきた。気怠く疲れているけれど、楽しかった余韻が包んでくれてる。ぽやぽや~ん。いやはや、いいですね九州♪ 
 特に一日目に訪れた博多は、口にするものは何でも旨い!し、街ゆく人たちも全然せかせかしてないし、屋台はあるし、でも人いきれに酔うほど人出がないし、うるさくないし、ご飯は安そうですし。だーさんが「住みやすそう」と言うのも、むべなるかな。

 ではここからは画像中心で。博多駅に着いたら先ずは明太子を自宅へ発送し、地下鉄を使ってまっ先に向かいましたのは……。
 まあ、当然ですな。ここでした。
 基本を押さえて「元祖 長浜屋」ね。
 このお店、席に着いたらオーダーの必要はありません。どんどん運ばれてきます。作り方も豪快過ぎです。
 とうとう本場で! レンゲがないので、ちょっと照れながら丼からスープ(そんなの初めてよ~)。意外にもあっさりした豚骨でした。
 ぶらぶらと歩いて、待機中の長浜屋台を眺めたり。
 どうですかこの秋晴れ。
 一駅移動して大濠公園へ。この時だけ少し雲が出てきて寒かったです。
 待機中のスワンですわん。

 この公園、沢山の渡り鳥が到来するそうです。烏も怖ろしいほどいましたが。
 池が大きいので結構歩けます。“大濠”公園ですから城跡もありますが、私たちはこれにて駅に戻りました。

 これ、街中で見かけた変なもの。不動産関係のビル。
 
 一旦博多駅に戻りまして、チェックインまでの時間潰しにだーさんが連れてきてくれたのは、駅構内の普通の居酒屋さん。


 適当に頼んでくれた串ものを頂きつつ、このお店でビールを呑んでいたらじわじわじわ~っと、「博多いいね!」という気分が盛り上がってきました。
 そしてお店(と、だーさん)の一押し。豚足が苦手だっただーさんに衝撃を与えたという一品を最後に頼みました。その時の話を二度も聞かされたら、素通り出来るめえ。
 ふふふ、もう笑っちゃうほど美味しかったです。 
 箸で簡単に取れてくるお肉が、みよ~んとお餅みたいに伸びてモッチモチのぷるぷるよ!コラーゲンが襲ってくるけれども、ウェルカムよ!
 ごく普通の居酒屋なのに(だーさんが出張の時に、「時間がないからここで勘弁してください」と言われて連れてきてもらったそうな)、このレベルの高さ。ううう、やっぱりここに住みたいですよ。

 今回の旅はだーさんの、「色々詰め込んで忙しいのはイヤだ」という強い意向に従っています。なので、この後ホテルでゆるりと休憩をしまして、夕方から中州の街へと繰り出しました。
 準備中の屋台を横目に。
 櫛田神社をお参りしました。

 博多は海産物も美味しいそうなので、是非是非賞味したいところ。情報が少ない私たちが選んで入りましたのは、ガイドブックにも載っているお店でしたがこれまた素晴らしい味に出会えたのでした。そこは中州の「ひしむら」です。
 とても品の良い店内の雰囲気と、渋くて素敵な大将さんに期待を募らせつつ、まずはお店のつき出しを。

 栄螺の粕漬けです。 
 これで酒呑みはイチコロですって!

 さらに大将おススメの明太子に舌鼓を打ちましてから、それぞれに好物を頼みました。
 アンキモのポン酢♪ ああ、今シーズン初…。

 九十九島産のカキ酢。
 うう、もはや言葉を失くす…。

 鯨のメニューがとても充実していた中、迷った挙句に鯨のベーコンです。 
 玉ねぎに隠れているところが赤身になっていて、噛めば噛むほどに甘味の出てくる美味しいお肉でした。口の中で蕩けるものばかりが持てはやされ気味ですが。
 だーさんは、「杜氏の詩」というお酒を熱燗で。私は焼酎「坊津」のお湯割り。

 刺身盛り。何をかいわんや…。

 お店の方も感じが良くて、すっかり上機嫌な私たちの出来上がり…でしたことよ。
 
 で、〆の一杯を求めてぶらぶらとやってきました、那珂川沿いの屋台群の一画。手前のお店が有名な「一竜」です。
 ここまで来たらもう、「屋台で博多ラーメンを食べた!」という既成事実が作りたいだけです。なはは。行列に並んでいる間、豚臭い匂いがほとんど全くと言っていいほど漂ってこないので、「こ、これはもしや…?」と案じておりましたらば案の定、
 あっさりライト豚骨ぅ…。なんでやねん。

 でもまあ二杯も頂きましたから、ラーメンに関しては目的達成です。しかも夜に〆のラーメンなんて、まるで夜遊びにいそしんでいた20代の頃みたいで楽しかったです。おほほ(正直、いささかきつかったけれどね)。
 でもでもやっぱり、中洲は一晩じゃあ足りないですね! 
 ホテルへの帰り道、和太鼓のライヴがあったりして素敵な街でした。
 (2007.10.23)

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