7月9日

 ボッカッチョ/平川祐弘訳『デカメロン 下』を読んだ。

 八日目から最終の十日目まで。一篇、また一篇と読んできてとても楽しかった。ただただ唖然とする話も幾つかあって女性の扱い酷いけどw、それも含めての「これが『デカメロン』か…」と面白かった。 
 
 めも)語り手の性別や人柄と話の内容には、必ずしも関係を持たない(女性が語り手なのに、、、な話もある)。
 観念的な人間造型もボッカッチョの傾向。理念先行型の創作の一例で、夫婦の愛情関係がゲーム感覚で描かれている(第十日第十話)。
 
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