今日はロシア料理♪ 「神戸 バラライカ」

1月18日、日曜日。曇り後雨。 
 とっぷり真冬なのに、なかなか雪は降らなくて雨になる。この辺りは本当に寒さが緩いのだなぁ…と、再認識。私はとびきりの寒がりなのに、ぬくぬく暖かい家の中から雪が降っているのを眺めるのは大好きな、我がままものなので。

 そんな今日は、遠い極寒の地に思いを馳せてみんとて、ロシア料理をいただきに行くことにしました(こじつけ)。
 ←ロシア料理と言えば、この二つ!

 玄関先にて、ブーツにするかパンプスにするか、しばし逡巡する私にだーさんが、「天気、悪くなるらしいよ」と一言。「えっ、雨降るの?」「さあ? でも、午後から下り坂だって」「傘、どうしようー」…と、そんなやり取りの後、傘を持たずに家を出た浅慮なあたくし…。ちなみにだーさんは、雨が嫌いで傘を持って出かけるのも嫌いです(仕事鞄には入っているけれど)。 

 三宮に着くと、すでに見上げる空は雨模様だったが、なんとかなるさと歩きだした。
 さて、今日のお店「純ロシア料理 神戸 バラライカ」は、北野坂を少し上ったところにある、ロシア料理の老舗。開店時間の5分前についてしまったのに、すでに入口の前には開店待ちの人たちの姿がぽつぽつ。そう言えばガイドブックにも載っていたしなぁ…。結局、お店の扉が開く頃にはかなりの数のお客さんが既に押しかけていた。

 奥まったカウンター席に座ったので、オーダーがなかなか出来ない。てか、ここ、まだメニューもないんですけれど…とぶつぶつ。こうなったらのんびり構えて、どっしり腰を据えてお食事するぞ。
 で、まずはビールと前菜二種。前菜からしっかり頼んでいるのは、私たちぐらい…(周りはセットメニューのオーダーが大半で、セットは出てくるのも吃驚するくらい早かった)。

 そんな訳で、“アグルツイ(ロシア漬キューリ)”。


  と、「ジャレンヌイ スビニーニ(焼き豚)」。
 さっぱりしていて食べやすい焼き豚。
 前菜とビールで体が冷えてきたので、温かい料理をどんどんオーダー。

 ボルシチは、お品書きには“ボルシ”と書かれていた。私たちは小カップで。
 野菜がほっこりしていて、何だか落ち着く優しい味。ビーツは入っていなかったなー。でも、すね肉がしっかりしていて美味。   

  ピロシキは2ヶ1皿なので、だーさんと1個ずつ。中の餡が美味しいのはもちろんだが、包んでいるパン生地が仄かに甘くてモッチモチなのに驚いてしまった。しかも、見た目ほど脂っこくない。


 兎に角ウォッカを楽しみにしていただーさんは、デカンタで頼んで堪能。隣で私は大人しくモスコミュール(一応、ウォッカベースだし)。 
 ウォッカベースのカクテルは好きなのに、ウォッカのストレートはちょっと呑めない。一口もらってみたけれど、注射液みたいな味じゃあないですか、ウォッカって?

 さらに一品料理から、“ぺリメニ(シベリア風ギョウザ)”。
 これは見た目通り、素朴な感じの料理だったかな。分厚い皮の食感が面白かった。

 そして、本日のメイン(?)。“カツレータ イ ガロヴィツイ(ロシア式ハンバーグとロールキャベツの盛合せ)”。
 どどーん!とヴォリューム満点。こんなの絶対、二人で分け合わないと無理ー。

 ハンバーグもロールキャベツも普通に家庭で作る洋食だけれど、こんなに肉々しかったっけ…? と言いつつ、ふんわりして優しい味なので、ついつい次の手が伸びる。
 かかっているソースが、やはり全然違う。とろとろキャベツも美味しいよー。

 しかし、この厚み。こんなのばっかり食べながら冬ごもりしていたら、もれなくマトリョーシカ体型になれちゃうんだろうなぁ…。ひえー。
 
 入口や店内のあちこちにマトリョーシカが飾られていて、私たちの席の前にも置かれていた(撮るの忘れた…)。
 ゆっくりと小1時間かけて綺麗に食べ尽くし、お店の外に出るとまだまだ待っている人たちが沢山。うーん、今度は是非ともシチューの壺焼きをいただいてみたいけれど、休日は混みそうだわ…。

 お店の入っているビルの3階から地上に戻ると、いよいよ本降りへと向かいつつある雨…! 
 ええ、二人とも傘なしのまま駅へと向かいました。だーさんは早歩き、私は小走り(の、つもり)。庇のある店から店へと、はしゃぐ小娘のように駆けていったのでした(の、つもり)。

 DONQでバタールとガーリックフランスを買って帰りました。すでに今の時点で、かなり食べられてしまいました。

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