10月25日

 ギョルゲ・ササルマン/住谷春也訳『方形の円 偽説・都市生成論』を再読した。
 
 36もの幻想都市。惜し気なく溢れてくる奇想が勿体ないほどで圧倒されるが、都市(社会)構造に正解などあり得ないことを明かすようにそれらは呆気なく滅亡する。一つ一つの物語はかなり短く、幾つもの滅びと独裁や文明のバリエーションを一方的に眺めて通り過ぎていくのは、ひやりと不思議な読み心地だった(具体的な登場人物がいると割と珍しい)。
 そして様々な建築物のアイデアには目を瞠り、とりわけ幻想文学寄りの物語には魅了された(ダヴァからオリュンピア…セレニア…アトランティスの流れが好き)。
 方舟には何がのるのだろう…。

 

 

 

 眼科受診して、新しいコンタクトレンズと、ちょっと不安な追加検査の予約をお持ち帰りした。
 よるとしなみへい、、、よろしく哀愁、、、、

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