6月7日

 夫と焼き肉で夕呑み。ふふふふふ。
 
  
 
  
 

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6月7日

 ヘルマン・ブロッホ/川村二郎訳『ウェルギリウスの死 上・下』を読んだ。
 

 
 素晴らしい読み応えだった(そして時間かかったw)。
 翻訳自体が割と古いものでもあり、言葉ひとつひとつの選び方がゆかしくて、息の長い文章はとても美しかった。

 “少年の日と同様に彼は生け垣を手でかい撫でることもできただろう、(略)それは死と死への歩みへむけられた夢、幼い日々このかたのすべての夢見心地の待機の目標、記憶の目標と源泉へむけられた夢だった、それは透明で、けっして消えることのない、認識をもとめてやまぬ夢だった。”

“人間とは彼にとっては無にすぎなかった。お伽噺(とぎばなし)の生物、美に覆われた美の演技者にすぎなかった。”
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