12月8日

 シェイクスピア/松岡和子訳『リチャード二世』を再々読。
 (ちくま文庫のシェイクスピア全集、素晴らしいです。愛読してます…) 
 
 “さあみんな、この大地に坐り、/王たちの死にまつわる悲しい物語をしよう──/ある王は退位させられ、ある王は戦争で虐殺され、/ある王は自分が退位させた王の亡霊に取り憑かれた、/妻に毒殺された王、寝ているうちに殺された王──/みな殺害されたのだ。”
 “下の庭へ? 下へ降りる? 裁きの庭へ、王は落ちる!/揚げヒバリの鳴くべきときに夜のフクロウが鳴くご時勢だからな。”

 

 そして、「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン/リチャード二世」を観た。
 兎に角、ベン・ウィショーのリチャードが素晴らし過ぎた。駄目駄目な王様なのにとても高貴で気の毒だった…。
 何年か前に梅田の映画館に通って「ホロウ・クラウン」を観たのだけれど、もうかなり忘れててw 苦味走ったヨーク公があのデヴィッド・スーシェだと知って(すっごく見覚えがあると思いつつわからなかった)、頗る驚いたりしたのであった。
 

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