2月に読んだ本

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:6516ページ


魔王〈下〉 (lettres)魔王〈下〉 (lettres)の感想
素晴らしい読み応え。
読了日:2月28日 著者:ミシェルトゥルニエ
魔王〈上〉 (lettres)魔王〈上〉 (lettres)
読了日:2月27日 著者:ミシェルトゥルニエ
聖アントワヌの誘惑 (岩波文庫 赤 538-6)聖アントワヌの誘惑 (岩波文庫 赤 538-6)
読了日:2月25日 著者:フローベール
人魚とビスケット (創元推理文庫)人魚とビスケット (創元推理文庫)の感想
再読。おそらくは14年ぶり。なのだが、鮮烈に覚えている文章があって驚く(酷い喉の渇きとはそういうものかと…)。忘れがたかった作品、今回も引き込まれた。
読了日:2月24日 著者:J.M.スコット
時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)の感想
久方ぶりにスタージョン、読むのは3冊目。いきなり一話目「ここに、そしてイーゼルに」で、はぁ…???となって可笑しかった。描けなくなった画家が何故か(何故か!)魔法の山に閉じ込められた騎士になり、ヒポグリフを乗りまわす魔法使いの虜になる…とか、叙事詩の世界に現実が侵されまくりなので(何故か!)訳がわからない(しかも一番長い話がこれってw)。他の作品は短くぎゅっとまとまっていてとてもよい。お気に入りは「箱」や「フレミス伯父さん」「統率者ドーンの〈型〉」。「〈ない〉のだった―本当だ!」の唖然とする感じが好きだ!
読了日:2月23日 著者:シオドア・スタージョン
聊斎志異〈上〉 (岩波文庫)聊斎志異〈上〉 (岩波文庫)
読了日:2月20日 著者:蒲松齢
ピンフォールドの試練 (白水Uブックス)ピンフォールドの試練 (白水Uブックス)
読了日:2月19日 著者:イーヴリンウォー
シルヴェストル・ボナールの罪 (岩波文庫)シルヴェストル・ボナールの罪 (岩波文庫)の感想
第一部「薪」は既読。と、冒頭を読んで『書物愛』に収められた話と気付いた次第。でも「薪」は好きだったし、第二部「ジャンヌ・アレクサンドル」がとてもよかったので大変に満足だ。“われわれの情熱はわれわれ自身である。私の本は私である。私は古本のように老いしなびている。” “これら書物のなかにいて、どうして心がしずまろう。書物は絶えず私の好奇心をそそり立て、疲らせてしかも満足させることがない。” …こんな文章たちがあるからこそ、“ボナールのおじさん”の罪に胸がきゅっとなる。執着は切ないけれど、愛おしい人の姿だなぁ…
読了日:2月18日 著者:アナトールフランス
幻獣の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)幻獣の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)
読了日:2月16日 著者:タニス・リー
ウサギ料理は殺しの味 (創元推理文庫)ウサギ料理は殺しの味 (創元推理文庫)の感想
再読。だって好きなんだよう…(お馬鹿でもw)。いい塩梅に忘れていたのでとても面白かった。ラストへ向けての黒々とした展開がすこぶるお気に入り。ウサギおいしー、などと言ってる場合ではないがウサギ料理も美味しそう。“地面の中に、催淫性の特質を備えた珍種のカビを含む石灰質土壌があり、そこからガスが発生していると主張した人もいた。/男は他のところにいる時よりも強く肉体的欲求を催し、この地区以外に”・・・、“しかし、なんというくだらない説だろう!” …ったく。
読了日:2月15日 著者:ピエール・シニアック
パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想
再読。
読了日:2月14日 著者:アガサクリスティー
ノーホエア・マンノーホエア・マン
読了日:2月13日 著者:アレクサンダルヘモン
少年十字軍 (海外ライブラリー)少年十字軍 (海外ライブラリー)感想
再読。
読了日:2月12日 著者:マルセルシュウォッブ
シタフォードの秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)シタフォードの秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:2月11日 著者:アガサ・クリスティー
隠し部屋を査察して (創元推理文庫)隠し部屋を査察して (創元推理文庫)の感想
再読。
読了日:2月10日 著者:エリック・マコーマック
ベンドシニスター (Lettres)ベンドシニスター (Lettres)
読了日:2月9日 著者:ウラジーミルナボコフ
郵便配達夫シュヴァルの理想宮郵便配達夫シュヴァルの理想宮の感想
郵便配達夫の理想宮のことは、昔澁澤の著書で知った。分かりにくい写真(1枚かせいぜい2枚だったかと)に眼を凝らした記憶がある。ので、見辛いとはいえ期待以上に写真や図版も多く、シュヴァルと理想宮についての詳しい内容にはとても満足。第7章「三人の大無意識家 シュヴァル~ルソー~ルーセル」における考察もすこぶる面白い。彼らの無垢の秘密は、作品を現実とせずにはやまない生への欲求にある。理想宮は素朴派唯一の建築であって、ルソーとシュヴァルは精神上の双生児…など。この凝った造りのまま(ぱらぱらも!)復刊して欲しい。
読了日:2月7日 著者:岡谷公二
日ざかり日ざかり
読了日:2月6日 著者:エリザベス・ボウエン
もうひとつの街もうひとつの街の感想
素晴らしく、すこぶる好みな作品。いざなわれるがまま新たな扉を一枚また一枚…くぐり抜けるうち、まるで私の内側を幾度となく境界線が透過していくような心地に陥る。寄せては返し…。そして文章が思いがけなさの数珠繋がりなので、目の前の情景に魅入られつつ心急くという贅沢。とりわけ印象深かったのは、読み進むにつれ、この話はプラハだからこそ描かれ得たのね…という思いが強くなったこと。街の裏側に隠れた中心がある…とか、暗い奥行きの先に異界への入口が…とか、そんな想像に似つかわしい魅力と翳り、古くて小昏い空気…。憧れは膨らむ
読了日:2月4日 著者:ミハル・アイヴァス
三つの金の鍵―魔法のプラハ三つの金の鍵―魔法のプラハの感想
再読。
読了日:2月3日 著者:ピーターシス
コスモス―他 (東欧の文学)コスモス―他 (東欧の文学)の感想
シュルツは既読故、今回は「コスモス」のみ。ぐでんぐでん悪酔いさせられて面白楽しうござった。
読了日:2月2日 著者:ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ
行け広野へと (ホンアミレーベル)行け広野へと (ホンアミレーベル)
読了日:2月1日 著者:服部真里子

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