バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

タンパク質の可逆的デュアルラベリング法

2013年06月03日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

出願番号 : 特許出願2010-705 出願日 : 2010年1月5日
公開番号 : 特許公開2011-139640 公開日 : 2011年7月21日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 発明者 : 柳田 勇人 外2名

【課題】「タグ」部分が小さく、可逆的、かつ、特異的であり、1標的分子あたりの標識が制御可能であり、デュアルラベルが可能な標的タンパク質・ポリペプチドの標識のための「タグ」を単離する方法、および、そのような特徴を有する「タグ」を提供することを、本発明の課題とする。
【解決手段】上記課題は、3種のPYペプチド、ePY、P4S、および、P4Wをリガンドとして、これらに結合するタグペプチドを、リボソームディスプレイを用いて単離することによって解決した。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


エマルジョンを用いたRNAの選択的増幅法

2013年06月03日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

出願番号 : 特許出願2009-168285 出願日 : 2009年7月16日
公開番号 : 特許公開2011-19461 公開日 : 2011年2月3日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 発明者 : 四方 哲也 外3名

【課題】QβレプリカーゼによるRNA複製の障害となっているspRNAの発生を抑制する、新規のRNA複製法を提供することを本発明の課題とする。
【解決手段】エマルジョンを用いてRNA増幅溶液を微小区画化し、さらに、spRNAを含む画分を大きなRNAを増幅する画分と隔離して、QβレプリカーゼによるRNA増幅反応を行うことによって、上記課題を解決した。本発明においては、効率的に高分子量のRNA複製を行うことが可能である。さらに、本発明においては、プライマーも固相支持体も不要である。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


高効率無細胞蛋白質合成系

2013年06月03日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

出願番号 : 特許出願2007-17210 出願日 : 2007年1月27日
公開番号 : 特許公開2008-182907 公開日 : 2008年8月14日
出願人 : 国立大学法人大阪大学 外1名 発明者 : 四方 哲也 外3名

【課題】無細胞蛋白質合成系の合成効率の向上方法を提供すること、および、この方法によって合成効率が向上した無細胞蛋白質合成系を提供すること。
【解決手段】本発明において、無細胞蛋白質合成系の合成効率を向上させる蛋白質を鋭意探索した結果、従来は、無細胞蛋白質合成系の合成効率に関与しないと考えられていた蛋白質が、無細胞蛋白質合成系の合成効率向上に関与すること、そして、無細胞蛋白質合成系の合成効率低下の原因であることを見出して、本発明を完成させた。
従って、本発明において、無細胞蛋白質合成系に対して、タンパク質発現効率を上昇させることが新たに見出されたタンパク質を添加すること、および/または、無細胞蛋白質合成系から、タンパク質発現効率を低下させることが新たに見出されたタンパク質を除去することによって、上記課題が解決された。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


ターゲットとプローブとの結合を仲介する仲介ポリヌクレオチド

2013年06月03日 | BioTech生物工学 遺伝子工学

出願番号 : 特許出願2006-282975 出願日 : 2006年10月17日
公開番号 : 特許公開2008-99570 公開日 : 2008年5月1日
出願人 : 財団法人大阪産業振興機構 外2名 発明者 : 四方 哲也 外4名
発明の名称 : 仲介ポリヌクレオチド

【課題】ターゲットとプローブとの結合を仲介する仲介ポリヌクレオチドの提供
【解決手段】本発明の仲介ポリヌクレオチドは、ターゲット結合領域Xと、プローブ結合領域Zと、ステムループ形成領域Yとを備える。前記ステムループ形成領域Yは、前記ターゲット結合領域Xの一部及び前記プローブ結合領域Zを含む。前記プローブ結合領域Zは、ニッキングエンドヌクレアーゼの認識配列の切断されない側の配列を含む。ターゲットが非存在の場合には、前記ステムループ形成領域Yにおいてステムループ構造が形成されてプローブと前記プローブ結合領域Zとの結合が制限され、ターゲットが存在する場合には、前記ターゲットと前記ターゲット結合領域Xとが結合することで前記ステムループ構造が解除されて前記プローブと前記プローブ結合領域との結合が促進される。ekouhou 特許公開・明細書(全文)




レプリカーゼを発現する形質転換体、およびそれを用いたレプリカーゼの製造方法

2013年06月03日 | BioTech生物工学 遺伝子工学

出願番号 : 特許出願2004-106395 出願日 : 2004年3月31日
公開番号 : 特許公開2005-287386 公開日 : 2005年10月20日
出願人 : 財団法人大阪産業振興機構 発明者 : ト部 格 外5名

【課題】 活性を有するレプリカーゼ(活性型レプリカーゼ)を大量発現できる形質転換体を提供する。
【解決手段】 レプリカーゼのβサブユニットをコードする遺伝子(β遺伝子)、ポリペプチド鎖延長因子EF-Tsをコードする遺伝子およびポリペプチド鎖延長因子EF-Tuをコードする遺伝子を、少なくとも1種類以上の組換えベクターにより宿主に導入し、得られた形質転換を培養することによって、活性を有する可溶性のレプリカーゼを発現することができる。前記組換えベクターとしては、βサブユニット遺伝子を有する第1組換えベクターと、EF-Ts遺伝子およびEF-Tu遺伝子をコードする遺伝子を有する第2組換えベクター(第2組換えベクター)との組合せ、またはβサブユニット遺伝子、EF-Tu遺伝子およびEF-Ts遺伝子を全て有する組換えベクターが好ましい。明細書 pdf >> かんたん特許検索


第36回「人工細胞で膜タンパク質を作る、創る、調べる」
Fuji Sankei Business i バイオ最前線 2013年5月15日
http://www.sbj.or.jp/sbj/sbj_fuji_sankei.html


世界初、iPS細胞から筋肉細胞、効率よく作製 筋ジストロフィー治療に光 京大

2013年06月03日 | NEWSクリッピング
 さまざまな組織や臓器になるヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から腕や足を動かす筋肉「骨格筋」の細胞を効率よく作ることに京都大iPS細胞研究所の桜井英俊講師のチームが成功、24日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。さらに筋肉の萎縮と筋力低下が起きる筋ジストロフィーの一種の患者の細胞から作製したiPS細胞を骨格筋にし、病態を体外で作り出すことに世界で初めて成功。筋疾患の治療法開発や新薬の試験に役立つと期待される。MSN産経新聞(Online) 2013.4.24


iPS臨床研究、継続審議に 厚労省審査委

2013年06月03日 | NEWSクリッピング
 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)などによるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った「加齢黄斑変性」という目の病気治療の臨床研究について、厚生労働省の審査委員会は27日、計画内容を審議したが、了承するかどうかは次回以降に持ち越され継続審議となった。

 同省によると、iPS細胞作製の際に遺伝子を導入する手法や、移植後の安全性などについて、さらに慎重な検討を求める意見が委員から出された。理研などに追加の資料提出を求め、7月にも再度審議する。MSN産経新聞(Online)2013.5.27


日本化薬 バイオ薬インフリキシマブの後続品 年度内申請

2013年06月03日 | NEWSクリッピング
 日本化薬は、関節リウマチ向け抗体医薬品「インフリキシマブ(一般名)」のバイオ後続品を2014年3月までに厚生労働省に製造販売承認申請する。先発医薬品の年間売上高は700億円超にのぼる。特許切れを視野に製薬各社が後続品開発に乗り出すなか、同社では競合に先駆けて製品投入し、市場の1割程度のシェア獲得を目指す。がん治療の一環で使うバイオ後続品も近く発売する計画で、医薬事業の売上高を向こう3年間で1・5倍の740億円に拡大させる。化学工業日報 2013年05月31日