バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

遺伝子のコピー「重複遺伝子」が起こす形態にかかわる進化機構を解明

2013年06月21日 | 生命科学 生物誌
-ゲノム解析が分子レベルの変化と生物の形態変化をつなぐ-
独立行政法人 理化学研究所

遺伝子欠損株の情報が豊富にあるシロイヌナズナを用いて、形態形成にさまざまな効果を及ぼす492個の重複遺伝子に着目し、統計的な解析を行いました。その結果、形態変化に関与するような遺伝子機能を獲得するには、コピー後の重複遺伝子が突然変異を受けて、機能を発揮する植物体の中の部位(発現部位)を変化させたり、その遺伝子が産出するタンパク質を変化させたりすることが重要であると分かりました。これら2つの変化の相対的な寄与度を調べると、発現部位の変化だけで形態変化を引き起こす重複遺伝子が3~4割、産出するタンパク質の変化だけで形態変化を引き起こす重複遺伝子が6~7割と、タンパク質の変化の方が、形態変化を引き起こす際により重要であることが分かりました。理研プレスリリース 2009年12月24日




百花繚乱の直接作用型抗HCV薬開発

2013年06月21日 | 医療 医薬 健康
トレンドビュー◎変わるC型肝炎治療
インターフェロンフリー療法には薬剤耐性の懸念も
久保田文=日経メディカル
 近年、C型肝炎の治療薬として、高い抗ウイルス効果を持つ経口の直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)が相次いで開発されている。DAAsの登場により、治療の有効性が高まり副作用が軽減されることで、C型肝炎の治療の裾野は大幅に広がりそうだ。日経BP(NM-Webサイト)2013. 6. 21


インターフェロンβ産生促進剤及びその製造法

2013年06月21日 | 健康・栄養機能性成分

国際出願番号 : PCT/JP2008/062065 国際出願日 : 2008年7月3日
国際公開番号 : WO2009/005123 国際公開日 : 2009年1月8日
出願人 : キッコーマン株式会社 外1名 発明者 : 川島 忠臣 外4名

インターフェロンβ産生促進剤及びその製造法の提供。
乳酸菌の培養物、菌体又は菌体成分を有効成分とするインターフェロンβ産生促進剤。菌体成分としてはRNAが使用できる。また乳酸菌としてはラクトバチルス属、テトラジェノコッカス属、ペディオコッカス属又はストレプトコッカス属に属するものが使用できる。インターフェロンβ産生促進剤は、乳酸菌を培養し、培養物、菌体又は菌体成分を採取することにより製造することができる。Google Patemt.,WO 2009005123 A1

乳酸菌の腸炎予防メカニズム解明 産総研とキッコーマン

2013年06月21日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
 産業技術総合研究所とキッコーマンは20日、乳酸菌が腸炎などを予防する科学的なメカニズムを解明したと発表した。乳酸菌が小腸の免疫細胞に食べられると、ウイルスを攻撃する働きを持つたんぱく質「インターフェロンβ」が作られるようになり、腸管の炎症を抑えるという。日本経済新聞(Web版)2013/6/21


iPS臨床研究、26日審議 世界初狙いペース加速

2013年06月21日 | 医療 医薬 健康

 厚生労働省は20日までに、理化学研究所などのチームが計画している人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った網膜再生の臨床研究が妥当かどうかを審議する審査委員会を26日午後に開くことを決めた。妥当性が認められれば国での審議は実質的に終了。上部の部会での議論を経て厚労相の了承意見が出されれば、理研と先端医療センターのチームは研究を開始できる。

 審議は3回目。審査委は通常2カ月に1回程度の頻度で開かれるが、今回は5月27日の2回目からほぼ1カ月での開催。厚労省は世界初のiPS臨床研究となることが期待されている事情を踏まえ、審議ペースを速めることにしたという。共同通信47News.,2013/06/20


大豆イソフラボノイド・エクオール定量定性デバイス

2013年06月21日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2010-243197 出願日 : 2010年10月29日
公開番号 : 特許公開2012-98034 公開日 : 2012年5月24日
出願人 : アイシン精機株式会社 外1名 発明者 : 服部 篤 外2名
発明の名称 : 大豆イソフラボノイド・エクオール定量定性デバイス、大豆イソフラボノイド・エクオール定量定性キットおよび大豆イソフラボノイド・エクオール定量方法

【課題】容易かつ簡便に大豆イソフラボノイドおよびエクオールの定量または定性を同時に行なえる定量定性デバイス、定量定性キットおよび定量方法を提供する。
【解決手段】基板40上に、検体、大豆イソフラボノイド標識結合体d1、エクオール標識結合体d2を含んだ液体試料を導入する試料導入域10と、大豆イソフラボノイド様物質e1およびエクオール様物質e2を担持する第一反応域20Aと、大豆イソフラボノイド複合体f1、第一反応域20Aで大豆イソフラボノイド様物質e1と反応しなかった大豆イソフラボノイド標識結合体d1、エクオール複合体f2、第一反応域20Aでエクオール様物質e2と反応しなかったエクオール標識結合体d2のそれぞれと結合する捕捉物質gを担持する第二反応域20Bと、を備えた大豆イソフラボノイド・エクオール定量定性デバイス。ekouhou 特許公開・明細書(全文)





健康度の検出方法

2013年06月21日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2011-43318 出願日 : 2011年2月28日
公開番号 : 特許公開2012-181070 公開日 : 2012年9月20日
出願人 : 株式会社豊田中央研究所 外1名 発明者 : 星野 文彦 外4名

【課題】被験個体において、健康状態から疾病状態への過程における変化を検出することのできる検出方法を提供する。
【解決手段】被験個体の健康度を検出する方法として、被験個体から採取された尿中の8-OHdGとHELとを測定し、測定した尿中の8-OHdG濃度を指標として、健常範囲における被験個体の血中HDLコレステロール及びBMIの変化傾向を取得し、測定した尿中のHEL濃度を指標として、健常範囲における被験個体の抗酸化化合物の摂取傾向を取得することとする。ekouhou 特許公開・明細書(全文)