バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

心筋梗塞後の心不全、たんぱく質IL11で予防

2012年05月20日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
 心筋梗塞の治療後、発症が懸念される慢性心不全が、造血作用のあるたんぱく質「インターロイキン(IL)11」で予防できることが、大阪大薬学研究科(大阪府吹田市)の藤尾慈教授らのグループによる動物実験でわかった。

 IL11は米国では別の病気の治療薬として承認されており、グループは今秋にも、研究と保険診療が併用できる高度医療の認定を国に申請。国内の病院数か所で、75歳以下の24人に実施を目指す。読売新聞(web版)2012-05-17


レクチン吸収法による前立腺がんの診断方法及び判定キット

2012年05月20日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願番号 : 特許出願2008-259144 出願日 : 2008年10月4日
公開番号 : 特許公開2010-91308 公開日 : 2010年4月22日
出願人 : 北海道公立大学法人 札幌医科大学 外2名 発明者 : 鳥越 俊彦 外3名

【課題】高い特異性、高い感度及び簡便性を兼ね備えた、前立腺がんの早期発見・早期治療に貢献しうる前立腺がんの判定方法や判定キットを提供すること。
【解決手段】(a)血清試料に糖非還元末端にα2,3結合型シアル酸を有する糖鎖を特異的に認識するレクチンを固相化したビーズを接触させ、インキュベーションする工程;(b)工程(a)におけるインキュベーション後のレクチン固相化ビーズを分離した残存試料中のPSA値[α2,3-Non-bound PSA]を、抗PSA抗体を用いた免疫学的方法により測定する工程;(c)血清試料中のPSA値[Total PSA]を、抗PSA抗体を用いた免疫学的方法により測定する工程);(d)[Total PSA]-[α2,3-Non-bound PSA]により[α2,3-Bound PSA]を求め、[α2,3-Bound PSA]/[Total PSA]で求められる吸収率(%)を算出する工程;(f)吸収率が対象となる良性と比べて高いとき、前立腺がんと判定する工程;の各工程からなる前立腺特異抗原(PSA)を標的とした前立腺がんの判定方法。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

新規スピロ型抗腫瘍性抗生物質、その類縁体およびその取得方法

2012年05月20日 | 癌 ガン がん 腫瘍
出願番号 : 特許出願2008-286162 出願日 : 2008年11月7日
公開番号 : 特許公開2010-111629 公開日 : 2010年5月20日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 橋本 勝 外2名

【課題】 微生物が産生する新規なスピロ型抗腫瘍性抗生物質、その類縁体およびその取得方法を提供すること。
【解決手段】 本発明によれば、下記の化学式(1)で表されるスピロレプトスフォールをはじめとする新規なスピロ型抗腫瘍性抗生物質およびその類縁体を、レプトスフェリア ドリオラムの培養物から分離精製することによって取得することができる。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

プロテオグリカンを有効成分とする抗肥満剤

2012年05月20日 | 健康・栄養機能性成分

出願番号 : 特許出願2008-300969 出願日 : 2008年11月26日
公開番号 : 特許公開2010-126461 公開日 : 2010年6月10日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 中根 明夫 外1名
発明の名称 : プロテオグリカンの医薬用途

【課題】 プロテオグリカンの新規な医薬用途を提供すること。
【解決手段】 本発明は、プロテオグリカンを有効成分とする抗肥満剤である。また、プロテオグリカンを有効成分とする抗糖尿病剤である。プロテオグリカンは、肥満個体に対して体重軽減や血糖値上昇抑制をもたらし、また、糖尿病の指標であるHbA1c値の低下作用を有する。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

発がんプロモーション活性の評価方法

2012年05月20日 | 癌 ガン がん 腫瘍

出願番号 : 特許出願2009-98834 出願日 : 2009年4月15日
公開番号 : 特許公開2010-249633 公開日 : 2010年11月4日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 佐藤 公彦

【課題】 天然物質や化学物質などの発がんについての危険性や安全性の検定などに際して有用な、発がんプロモーション活性の評価方法を提供すること。
【解決手段】 哺乳類動物(ヒトを除く)に発がん物質を6~10週間投与した後、被験物質を1~3週間投与し、肝臓に発生した胎盤型グルタチオン-S-トランスフェラーゼ陽性細胞巣および/またはγ-グルタミルトランスペプチダーゼ陽性細胞巣の面積が大きいほど発がんプロモーション活性が高いと判断することを特徴とする。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


プロテオグリカンの新規な医薬用途

2012年05月20日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2009-109756 出願日 : 2009年4月28日
公開番号 : 特許公開2010-254653 公開日 : 2010年11月11日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 中根 明夫 外1名

【課題】コアタンパクとそれに結合するグリコサミノグリカン(酸性ムコ多糖)からなり、細胞外マトリックスの主な構成要素として、皮膚、軟骨、骨、血管壁などに存在するプロテオグリカンの新規な医薬用途を提供。
【解決手段】Th17細胞が病態形成に関与する多発性硬化症や炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)などに対して有効に作用する、サケ、サメ、ウシ、クジラなどの軟骨を原材料にして精製されたプロテオグリカンを有効成分とするTh17細胞の分化誘導抑制剤。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


アントシアニンの流亡をなくし、得られる色素米にアントシアニンとGABAを豊富に含む色素米

2012年05月20日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2009-178792 出願日 : 2009年7月31日
公開番号 : 特許公開2011-30481 公開日 : 2011年2月17日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 外1名 発明者 : 加藤 陽治 外1名
発明の名称 : 機能性食材

【課題】 アントシアニンの流亡をなくし、得られる色素米にアントシアニンとGABAを豊富に含む色素米を製造する方法を提供すること
【解決手段】 色素米を処理した処理水を、濾過又は遠心分離処理して微生物および懸濁物を除去し、これを前記色素米の処理水として繰り返し使用する。処理工程は洗浄工程とGABAの蓄積工程を含む。濾過はメンブレンフィルター又は濾過助剤をコーティングした濾過装置を用いて行うことが好ましい。得られる色素米は、アントシアニンとGABAを多く含んでいるので、健康食品として、あるいは健康食品の材料として適する。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

結膜下線維芽細胞増殖抑制剤および結膜下線維芽細胞増殖抑制方法

2012年05月20日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2009-181976 出願日 : 2009年8月4日
公開番号 : 特許公開2011-32242 公開日 : 2011年2月17日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 中澤 満 外2名
発明の名称 :

【課題】 安全かつ効果的に、眼科手術後における結膜癒着や結膜下組織瘢痕形成を抑制することの可能な、結膜下線維芽細胞増殖抑制剤を提供すること。
【解決手段】 トレハロースを用いた結膜下線維芽細胞増殖抑制剤、結膜癒着抑制剤、あるいは結膜下組織瘢痕形成抑制剤として、特に点眼薬の形態にて用いる。5%以上の濃度のトレハロース存在下では、濃度が高くなるほど線維芽細胞の増殖を抑制することができ、一方、上皮細胞の増殖にはまったく影響を与えない。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

糖転移活性に対して阻害活性を有するオリゴ糖を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤

2012年05月20日 | 糖鎖生化学

出願番号 : 特許出願2009-221568 出願日 : 2009年9月25日
公開番号 : 特許公開2011-68605 公開日 : 2011年4月7日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 遠藤 正彦 外2名
発明の名称 : ヒアルロニダーゼ阻害剤

【課題】 医薬品の有効成分たる化学物質としての均一性を担保することが可能であり、糖鎖加水分解活性および/または糖転移活性に対して阻害活性を有するオリゴ糖を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤を提供すること。
【解決手段】 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、コンドロイチン4-硫酸、コンドロイチン6-硫酸、ヒアルロン酸のそれぞれを構成する4糖または6糖からなるオリゴ糖を有効成分とする。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

Verticillium dahliaeによる抗MRSA化合物

2012年05月20日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒


出願番号 : 特許出願2009-251010 出願日 : 2009年10月30日
公開番号 : 特許公開2011-93859 公開日 : 2011年5月12日
出願人 : 国立大学法人弘前大学 発明者 : 橋本 勝 外3名
発明の名称 : 抗MRSA化合物

【課題】MRSAに対して優れた抗菌活性を有する新規化合物の提供。
【解決手段】ヒマワリなどの半身萎ちょう病の病原菌である土壌伝染性糸状菌に属するバーティシリウムダーリエ(Verticillium dahliae)の培養液から分離精製にて取得することができる、下記の一般式(1)で表される化合物(式中、Rはアルキル基または水素原子を示す)。ekouhou 特許公開・明細書(全文)