バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

酸性ペルオキシダーゼ及びその遺伝子

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2001-266069 出願日 : 2001年9月3日
公開番号 : 特許公開2003-70473 公開日 : 2003年3月11日
出願人 : 科学技術振興事業団 外1名 発明者 : 城島 透 外2名

発明の名称 : 酸性ペルオキシダーゼ及びその遺伝子

【課題】 pH2.3において最大活性を示すなど非常に低いpH条件で高い活性を有する新規な酸性ペルオキシダーゼや、かかる酸性ペルオキシダーゼをコードする遺伝子を提供すること。
【解決手段】 担子菌テルミトマイセス・アルブミノサスATTC42010を培養することにより、新規な酸性ペルオキシダーゼ(TAP)を単離・精製する。また、上記菌株からmRNAを抽出し、精製TAPのN末端アミノ酸の配列情報に基づいてプライマーを設計することによりRACE-PCRを行ない、これにより完全長のTAP遺伝子を得る。TAP遺伝子は既存の担子菌由来のペルオキシダーゼに対して非常に低い相同性(約30%)を示したに過ぎなかったが、pH3.2において最大活性を有する子嚢菌Geotricum candium由来のペルオキシダーゼDypに対し、TAPはアミノ酸配列で56%の相同性を示した。J-Store >> 特許コード P06A009025

シロアリ共生原生動物由来のセルラーゼ遺伝子

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2001-266454 出願日 : 2001年9月3日
公開番号 : 特許公開2003-70475 公開日 : 2003年3月11日
出願人 : 科学技術振興事業団 外1名 発明者 : 井上 徹志 外3名

発明の名称 :シロアリ共生原生動物由来のセルラーゼ遺伝子

【課題】 培養が不可能なシロアリの共生原生動物からセルラーゼ遺伝子を取り出し、さらにその遺伝子を用いて遺伝子工学的手法によりセルラーゼを製造する方法を提供すること。
【解決手段】 イエシロアリの後腸の内容物からmRNAを抽出し、該mRNAからcDNAライブラリーを構築し、セルラーゼ活性をもとにスクリーニングを行い、セルラーゼ活性を有する組換え体を取得し、さらに取得された遺伝子を含む組換えベクターによって形質転換された形質転換体からセルラーゼ活性を有する新規組換えタンパク質が得た。この組換えセルラーゼは原生動物Spirotrichonympha leidyiに由来し、その至適pHは6.0、至適温度は70℃、Km値は1.9mg/ml、Vmaxは148.2units/mgタンパク質であった。 J-Store >> 特許コード P06A009026

高効率バイオリサイクル共生システムの解明

2008年06月08日 | 医療 医薬 健康
管理コード R070000095
研究者 大熊 盛也(理化学研究所)
報告概要 自然界で効率よく資源を利用するシステムを細胞・分子レベルで理解し、資源の有効利用・バイオリサイクルについて学ぶ。このために、セルロースの高い分解能を有し、得られるエネルギーのほとんどを酢酸に変換して有効利用しているシロアリの腸内共生システムを題材に、共生微生物群による高効率性の要因を探る。シロアリは特に熱帯地域に圧倒的な量で存在する土壌昆虫で、陸上生態系での枯死植物から始まる腐食連鎖において大変重要な役割を果たす昆虫であり、その働きの多くは共生微生物によってもたらされると考えられている[総説として、M.Ohkuma,Termite symbiotic systems:efficient bio-recycling of lignocellulose. Appl. Microbiol. Biotechnol., 61, 1-9(2003)]。しかしながら、シロアリ腸内の共生微生物は、大半が培養が困難な微生物であり、どのような微生物がどのような機能を果たしているかはほとんど解明されていない。原生生物についても細胞形態による分類の他は詳細な研究はなされていなかった。そこで、我々は培養を介さない分子生物学的な方法を適用して共生微生物の研究を行ってきた結果、シロアリの腸内には多くの未知の微生物が共生していることを明らかとした。また、原生生物の細胞内や細胞表層に様々な細菌が共生していることも見出し、微生物群が多重に共生しあった関係であることも明らかとなった。本研究では、種々の原生生物と細菌の細胞レベルでの共生に注目し、共生の進化過程をもみすえて、どのような細菌種が細胞共生するかを明らかにする。特に上述の効率性をもたらす特徴的な機能に着目し、培養を介さない方法で腸内での局在・存在状態と機能をリンクさせて統合的にこの多重共生システムを理解する。本研究は、自然界の複合的な共生システムを微生物機能のレベルで直接詳細に解析する先駆的な研究であると位置づけられる。 研究報告コード R070000095

微生物によるL-アスコルビン酸の製造

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-522868 出願日 : 2004年8月16日
公表番号 : 特許公表2007-502102 公表日 : 2007年2月8日
出願人 : ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 発明者 : ベリー,アラン 外3名

発明の名称 : 微生物によるL-アスコルビン酸の製造

本発明は、配列番号1のうち少なくとも20個の連続するヌクレオチドの部分ヌクレオチド配列を含む、L-ソルボソンデヒドロゲナーゼ活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドから得られる単離されたポリヌクレオチド分子を開示する。さらに本発明は、高収率でのL-アスコルビン酸の製造方法、特に所定の炭素源をビタミンCに転換できる微生物の休止細胞を使用する方法に関する。このようにして得られたビタミンCは、精製工程および/または分離工程によってさらに加工処理されうる。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB 2008-06-08


セファロスポリンCアシラーゼ変異体

2008年06月08日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2006-523127 出願日 : 2004年8月10日
公表番号 : 特許公表2007-502108 公表日 : 2007年2月8日
出願人 : サンド・アクチエンゲゼルシヤフト 発明者 : シン,ヨン・チヨル 外4名

発明の名称 : セファロスポリンCアシラーゼ変異体及び前記変異体を使用する7-ACAの製造方法

本発明のアシラーゼ変異体はCPCに対する反応性と特異活性が改善されており、1段階酵素法によりCPCから7-ACAを直接製造するために効率的に使用することができる。

遺伝子的に改変された非ヒト生物におけるケトカロテノイドの製造方法

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-523556 出願日 : 2004年7月31日
公表番号 : 特許公表2007-502605 公表日 : 2007年2月15日
出願人 : サンジーン ゲーエムベーハー 発明者 : フラクマン,ラルフ 外8名

発明の名称 : 遺伝子的に改変された非ヒト生物におけるケトカロテノイドの製造方法

本発明は、野生型生物と比べて、改変されたケトラーゼおよび改変されたβ-シクラーゼ活性を有する遺伝子的に改変された生物を培養することによってケトカロテノイドを製造するための方法に関する。本発明はまた、その遺伝子的に改変された生物、食料および飼料としての該生物の使用、およびケトカロテノイド抽出物を生成するための該生物の使用に関する。

アルカリプロテアーゼ遺伝子

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-213076 出願日 : 2005年7月22日
公開番号 : 特許公開2007-28924 公開日 : 2007年2月8日
出願人 : 花王株式会社 発明者 : 瀧村 靖

発明の名称 : アルカリプロテアーゼ遺伝子

【課題】 アルカリプロテアーゼをコードする遺伝子、当該遺伝子を含有する組み換えベクター、該組み換えベクターを含有する形質転換体を提供する。
【解決手段】 Bacillus由来のアルカリプロテアーゼをコードするDNAからなる遺伝子。該遺伝子DNAがコードするアミノ酸配列からなるタンパク質、該アミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換、若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつプロテアーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA。

新規なジグリコシダーゼ及びそれをコードする遺伝子

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-219811 出願日 : 2005年7月29日
公開番号 : 特許公開2007-29040 公開日 : 2007年2月8日
出願人 : 天野エンザイム株式会社 発明者 : 鶴喰 寿孝 外2名

発明の名称 : 新規なジグリコシダーゼ及びそれをコードする遺伝子

【課題】
安全性と酵素活性が高く耐熱性のある新規なジグリコシダーゼ及びそれをコードする遺伝子を提供すること。
【解決手段】以下の理化学的性質を有するペニシリウム(Penicillium)属の微生物が生産する新規なジグリコシダーゼ。(1)作用及び基質特異性;二糖配糖体に作用して該二糖配糖体より二糖単位の糖とアグリコンとを遊離する活性を有する。(2)至適pH;4.5付近である。(3)pH安定性;37℃、30分間の処理条件において、pH4.0~8.0の間で安定であり、pH4.0以下でも80%以上の活性が残存する。(4)至適温度;酢酸ナトリウム-酢酸緩衝液(pH5.5)中、60℃付近である。(5)熱安定性;酢酸ナトリウム-酢酸緩衝液(pH5.5)中、50℃以下で安定であり、60℃、40分処理においても45%の活性が残存する。(6)分子量;SDS-PAGEにより測定で40000±5000ダルトンである。(7)等電点;約pI4.3である。

ガリック酸から2-ピロン‐4,6-ジカルボン酸を生産するための遺伝子

2008年06月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-225008 出願日 : 2005年8月3日
公開番号 : 特許公開2007-37452 公開日 : 2007年2月15日
出願人 : 独立行政法人森林総合研究所 外2名 発明者 : 中村 雅哉 外6名

発明の名称 : ガリック酸から2-ピロン‐4,6-ジカルボン酸を生産するための遺伝子、その遺伝子等が導入された形質転換体及びその形質転換体を用いたガリック酸からの2-ピロン-4,6-ジカルボン酸の製造方法

【課題】 樹皮、茶殻等の農林産廃棄物中にタンニンやカテキンとの複合体として多量に存在するガリック酸から、工業原料として価値の高いPDCを高効率かつ低廉なコストの下に安定的に生産して市場に提供することで樹皮等の木質廃棄物や茶殻等のガリック酸を有する農林産廃棄物を新たなバイオマス資源として有効活用する。
【解決手段】 特定のアミノ酸配列を有する4-カルボキシ-2-ヒドロキシムコン酸シクロラーゼ酵素活性を有するタンパク質、このタンパク質に関連してこれをコードし特定の塩基配列を有する遺伝子を提供して、遺伝子組み換え微生物の作用によりガリック酸からPDCを安定的に高生産可能にして上記課題を解決しようとするものである。

L-スレオニンの製造法

2008年06月08日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2006-119334 出願日 : 2006年4月24日
公開番号 : 特許公開2007-37533 公開日 : 2007年2月15日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 辻 雄一郎 外3名

発明の名称 : L-スレオニンの製造法

【課題】微生物を用いてL-スレオニンを効率よく製造する。
【解決手段】L-スレオニン生産能を有するエシェリヒア属に属する微生物を炭素源、窒素源及び硫黄源を含む培地で培養し、当該培地中にL-スレオニンを生成蓄積せしめるL-スレオニンの製造法であって、発酵培地中の硫黄の濃度を一定濃度以下に調整することを特徴とする方法。 明細書Text >> J-tokkyo