バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

バイオ塾BLOG更新情報 2006年3月7日 INDEX

2006年03月07日 | 医薬工学 製剤 DDS
◇放線菌から骨粗しょう症抑制物質(リベロマイシンA)…理研・中部大チーム
◇アレルギー疾患予防への新展開~プロバイオティクスの可能性
◇リベロマイシンA誘導体、その製造方法及び蛋白質合成阻害剤
◇マルワ、筑波大と連携してバイオマス事業に参入―プラントを共同開発
◇酵素法によるDL-パントラクトンの工業的光学分割法
◇インドで広がるHIVの感染~2004年のHIV感染者数は513.4万人で世界第2位
◇炎症性腸管粘膜障害と粘膜免疫機構
◇ビタミンCで食品改良:同志社女子大学
◇野菜ジュースで初めての血圧調整作用を有する特定保健用食品
◇酢酸菌を用いるシキミ酸の製造法およびキナ酸脱水素酵素
◇虫が媒介する仕組み解明  植物の病原菌で東大
◇Ca2+経路に作用する生理活性物質の高効率スクリーニング
◇血清脂質低下剤(リベロマイシン)
◇肝細胞:岡山大、ES細胞から作成 人工肝臓に応用も--国内初
◇食用・薬用きのこの育種にかかる最近の展開
◇ヒメマツタケの薬理効果におよぼす培地基材の影響

酢酸菌を用いるシキミ酸の製造法およびキナ酸脱水素酵素

2006年03月07日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2001-267257 出願日 : 2001年9月4日
公開番号 : 特許公開2003-70493 公開日 : 2003年3月11日
出願人 : 有限会社 山口ティー・エル・オー 外1名 発明者 : 足立 収生 外3名

発明の名称 : 酢酸菌を用いるシキミ酸の製造法およびキナ酸脱水素酵素

【課題】 抗生物質、農薬、除草剤などの原料として有用なシキミ酸を、酢酸菌の酸化発酵により高収率で製造できる製造法の開発、およびシキミ酸の製造に関与している新規酵素の特性付けが、本発明の課題である。
【解決手段】 酸化発酵の研究の過程で、本発明者らは、酢酸菌とくにグルコノバクター属酢酸菌の細胞膜外表層に、補酵素PQQを含む新規なキナ酸脱水素酵素(QDH)を発見した。QDHはキナ酸を酸化して高収率でデヒドロキナ酸(DQA)を生成し、さらにデヒドロキナ酸デヒドラターゼとシキミ酸脱水素酵素の作用によってシキミ酸を生成する。これらの知見により、シキミ酸経路上の代謝中間体を経て製造される抗生物質などの有用物質の生産に必要な、シキミ酸の新規な製造法を確立できた。

虫が媒介する仕組み解明  植物の病原菌で東大

2006年03月07日 | 植物&農業
 イネの実りや、アジサイやアサガオなど園芸植物の花が付くのを阻害する植物の病原菌「ファイトプラズマ」を、特定の虫が媒介する仕組みを、東京大の難波成任教授(植物病理学)らのチームが7日までに突き止めた。近く米科学アカデミー紀要に掲載される。京都新聞2006-03-07

Ca2+経路に作用する生理活性物質の高効率スクリーニング

2006年03月07日 | 医療 医薬 健康
 ■1. カルシニューリンの生理機能
 ■2. Ca2+経路に作用する生理活性物質の高効率スクリーニング
 ■3. 薬剤作用標的の同定
 
生物は外界の多様な変化(ストレス)を感知し、ストレスの克服に必要な機構を作動させ生命維持をはかっている。この一連の生命維持機構を解明することは、生物学の重要な課題である。 “モデル生物”といわれる酵母(Saccharomyces cerevisiae)は、生命の仕組みが最も詳しく理解されている生物で、酵母の研究から新たに得られる情報が生命科学に及ぼすインパクトは計り知れない。私たちは酵母の適応と増殖制御に関わる機能分子を発見し、制御機構を解明し、さらにその生理的役割を明らかにする研究を行っている。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/mbiotech/miyakawa_lab/study.html

血清脂質低下剤

2006年03月07日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平7-305129 出願日 : 1995年10月30日
公開番号 : 特許公開平9-124477 公開日 : 1997年5月13日
出願人 : 雪印乳業株式会社 発明者 : 高橋 英俊 外6名

発明の名称 : 血清脂質低下剤

【課題】 新規な血清脂質低下剤の提供。
【解決手段】 リベロマイシン類またはその薬理的に許容される塩を有効成分とする血清脂質低下剤。経口または非経口に投与されて種々の疾病に起因する高脂血症等の発症を予防及び治療することができる。投与量は静脈内投与において成人1日当り約10mg~10g が望ましい。

肝細胞:岡山大、ES細胞から作成 人工肝臓に応用も--国内初

2006年03月07日 | 医療 医薬 健康
 岡山大大学院医歯薬学総合研究科の小林直哉助手(消化器・腫瘍(しゅよう)外科学)らが、ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から肝細胞をつくることに国内で初めて成功した。将来は人工肝臓にも応用できるといい、岡山市で8日に始まる日本再生医療学会で発表する。MSN毎日新聞2006-03-06

放線菌から骨粗しょう症抑制物質…理研・中部大チーム

2006年03月07日 | 医療 医薬 健康
群馬県で採取した放線菌が作る化合物「リベロマイシンA」の抗腫瘍(しゅよう)効果について研究を進めていたが、その過程で、リベロマイシンAが、破骨細胞の働きを低濃度で抑えることを確認した。朝日新聞2006-03-07
◇骨粗しょう症治療:新抗生物質 「マウスでは副作用なし」
 地中にすむ微生物の放線菌が作る抗生物質「リベロマイシンA」が骨粗しょう症治療に有効なことを、理化学研究所(理研)や中部大(愛知県春日井市)などの共同研究チームがマウスの実験で突き止めた。MSN毎日新聞2006-03-07
◇【破骨細胞を狙い撃ち】骨粗鬆症治療で新たな化合物‐理研などが発見
    薬事日報2006-03-07

出願番号 : 特許出願2003-197229 出願日 : 2003年7月15日
公開番号 : 特許公開2005-35895 公開日 : 2005年2月10日
出願人 : 独立行政法人理化学研究所 外1名 発明者 : 長田 裕之 外6名

発明の名称 : 高カルシウム血症および骨疾患治療剤

【課題】新規な高カルシウム血症および骨疾患治療剤、該治療剤の有効成分として用いられ得る化合物の提供を課題とする。
【解決手段】下記一般式(I)
【化1】参照:題字下の化学構造
(式中、Rは酸性条件下で脱離し得る水酸基の保護基を示す。)
で表されるリベロマイシンA誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とする高カルシウム血症または骨疾患治療剤。

◇リベロマイシンA誘導体、その製造方法及び蛋白質合成阻害剤