バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

バイオ塾BLOG更新情報 2006年3月23日 INDEX

2006年03月23日 | 医薬工学 製剤 DDS
◇可視光あてると水から水素 新種の光触媒、東大教授ら発見
◇エネルギー変換機能を有する無機超分子系の構築
◇生活習慣病リスク唾液で5段階診断 関係遺伝子を特定岐阜県バイオ研など
◇DNAから生活習慣病の確率算出
◇メタンつくる微生物、35億年前にも存在?
◇「カシス」に強い「抗腫瘍効果」が存在することを確認
◇メルシャン メラニン生成抑える美白化粧品 ブドウ樹液から発見
◇鳥インフル、人は肺の奥で感染 鳥取大・東大グループ
◇メタノールと水を原動力とするナノテクノロジー燃料電池
◇EC、バイオマス分野での野心的な行動計画を発表
  ほか「最新のNEDO海外レポート(975号)」から
◇九州沖縄農業センターなど、紙ポットでのイチゴ促成栽培開発
◇堆肥の腐熟度判定方法及び装置
◇豚にドングリ、おいしい肉に 脂肪酸に影響/鳥取
◇鳥インフルエンザの脅威とアジア経済への影響
◇香気生成バランスのよい酵母並びにこれを用いた飲食品及びその製造法
◇微生物による1,3―プロパンジオールの組換え生産方法
◇Process for making 1,3-propanediol from carbohydrates using mixed microbial cultures
◇Production of 1,3-propanediol from glycerol by recombinant bacteria expressing recombinant diol dehydratase
◇Production of 1,3-propanediol from glycerol by recombinant bacteria expressing recombinant diol dehydratase
◇グリーン化学物質、開発が活発化~石油代替製品として
◇生分解性軟質ポリウレタンフォームの製造方法
◇三井造船、焼酎粕リサイクル設備を完成
◇発酵廃液の処理方法
◇醸造粕濃縮物および醸造粕乾燥物の製造方法


可視光あてると水から水素 新種の光触媒、東大教授ら発見

2006年03月23日 | 医薬工学 製剤 DDS
 目に見える光(可視光)をあてると、水を分解して水素を発生する新種の光触媒を、堂免一成(かずなり)東京大教授らが見つけた。水素は、燃やしても水しか出ない究極のクリーンエネルギー。生成効率はまだ実用にはほど遠いが、太陽光と水から水素を大量に作るという化学者の長年の夢に道を開く成果といえそうだ。朝日新聞2006年03月16日

◇エネルギー変換機能を有する無機超分子系の構築
本研究は水を可視光で分解する新規な無機超分子系光触媒を開発することによって、太陽光を再生可能な水素エネルギーに高効率変換する光システムの実現を目的としている。平成13 年度の研究ではTa、Ti、Nb をベースとしたナイトライド及びオキシナイトライド光触媒、Ti 系オキシサルファイド光触媒が太陽光の強度が最大になる可視光波長600nm >λ)で水を水素と酸素に全分解するポテンシャルをもつことをはじめて見出した。詳細>>「分子複合系の構築と機能」

生活習慣病リスク唾液で5段階診断 関係遺伝子を特定岐阜県バイオ研など

2006年03月23日 | NEWSクリッピング
 岐阜県国際バイオ研究所と三重大生命科学研究支援センターは22日、遺伝子情報を解析することで、心筋こうそくや糖尿病など、生活習慣病発症のリスクを予測する新システムを開発したと発表した。唾液(だえき)を分析するだけで、発症のリスクについて「低い」「やや低い」「平均」「やや高い」「高い」と、5段階の“診断”が可能になるという。2007年度から県立岐阜病院で実用化し、予防に役立てる。 読売新聞(中部)2006-03-23

◇DNAから生活習慣病の確率算出
   岐阜県バイオ研がシステム開発
 岐阜県国際バイオ研究所(同県各務原市)は二十二日、ヒトの遺伝子中にあるDNAを解析することで、生活習慣病のうち心筋梗塞(こうそく)や糖尿病など九種類の病気にかかる確率を算出するシステムを開発したと発表した。来年四月から岐阜県立岐阜病院で導入する予定。>>中日新聞2006-03-23>>RIIBS StockDB


「カシス」に強い「抗腫瘍効果」が存在することを確認

2006年03月23日 | 医療 医薬 健康
~ 3月26日に日本農芸化学会大会にて発表 ~
 メルシャン株式会社(本社:東京、社長: 岡部有治)は、商品開発研究所(神奈川県藤沢市)で継続的に行っている「カシスに関する健康価値」の研究において、カシス果汁に含まれる多糖類(ポリサッカライド)の関与により、「カシス」に強い「抗腫瘍効果」が存在することを動物試験によって確認しました。 メルシャン㈱プレスリリース2003-03-22

メルシャン メラニン生成抑える美白化粧品 ブドウ樹液から発見

2006年03月23日 | NEWSクリッピング
 シミ、ソバカス、黒ずみなどは、皮膚に存在する色素「メラニン」の生成量の増加が要因だ。この生成をコントロールする成分が、最近、自然界から相次いで見つかっている。メルシャンは、ブドウの樹液からメラニン生成抑制成分を発見し、基礎化粧品に配合して発売。ノエビアは、クチナシの果実エキスで、メラニン生成を制御できることを見いだし、今夏、美白化粧品を発売する予定だ。この夏に女性は、各種天然成分を配合した美白化粧品を数多く目にすることになりそうだ。 FujiSankei Business i.,2006-03-23


鳥インフル、人は肺の奥で感染 鳥取大・東大グループ

2006年03月23日 | NEWSクリッピング
 世界で感染拡大が続く高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、人の体内では鼻やのどでなく、肺の奥深くにある細胞で感染することが分かった。鳥取大農学部の新矢恭子助教授(ウイルス学)と東京大医科学研究所の河岡義裕教授(同)らのグループが明らかにした。Asahi.Com 2006年03月23日

メタノールと水を原動力とするナノテクノロジー燃料電池

2006年03月23日 | NEWSクリッピング
ピッツバーグのカーネギー・メロン大学の科学者等が安価なメタノールと水を原動力とするナノテクノロジー燃料電池を現在開発中。タバコのライター大の燃料電池は、携帯電話からラップトップ、自動車まで、各種電源への使用可能性あり。メタノール燃料電池で使用される触媒の粒子は通常、プラチナ又はプラチナとルテニウムで出来ているが、これは炭素への結合が悪く、最終的には分解し性能が下がるという問題があった。研究チームは、直径10nm の窒化チタン基板の上に幅3nmのプラチナム‐ルテニウム粒子を培養。窒素チタンと触媒の粒子は優れた電導性と安定性を示した。(United PressInternational)NEDO EXTRA メール2006-03-22より