バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

沖縄本島北部に自生する抗がん植物の成果を都内で発表

2006年03月27日 | NEWSクリッピング
「沖縄の経済自立に少しでも役立てたい」

 「沖縄は生物資源の宝庫。これまでの研究成果を(薬事法などの)法に触れない範囲内で、沖縄の経済自立に少しでも役立てたい。がん患者を救いたい」沖縄県物産公社が2006年3月23日に都内で開催した「『センダン葉』研究発表会」で、生物資源利用研究所(沖縄県名護市)の根路銘国昭所長はコメントした。日経Biotechnology Japan 2006-03-27

出願番号 : 特許出願2003-95916 出願日 : 2003年3月31日
公開番号 : 特許公開2004-300082 公開日 : 2004年10月28日
出願人 : 根路銘 国昭 発明者 : 根路銘 国昭

発明の名称 : 抗腫瘍剤

【課題】植物成分であって、抗腫瘍活性が高く、副作用が少ない抗腫瘍剤を提供すること。
【解決手段】ヒガンバナ科植物又はアジサイ科植物の葉、花、茎、皮又球根の乾燥粉砕物、若しくはその水又は酢酸エチル、四塩化炭素、クロロフォルム、ジクルロメタン、メタノール、エタノール、(イソ)プロピルアルコール、ブタノール、アセトン又はDMSOなどの有機溶剤での抽出物を含有する抗腫瘍剤。 EX:ショウキズイセン

我が国における花粉症対策の展望

2006年03月27日 | 医療 医薬 健康
1963年にスギ花粉による花粉症が初めて学会で報告されてから、40年以上が経過した。その間、スギ花粉症(1)患者は増加し、現在では国民の5~6人に1人は花粉症に罹患しているとまで言われるようになった。また、スギ花粉症に係る直接・間接の医療費は年間総額2,860億円にのぼるとの推計もある1)。新田 裕史>>科学技術動向2006年2月

乳酸生成糸状菌による農産加工副産物利用技術の開発

2006年03月27日 | 菌類 細菌
研究成果の概要
本課題「乳酸生成糸状菌による農産加工副産物利用技術の開発」では、ポテトパルプなどの農産加工副産物をすばやく乳酸発酵する糸状菌についての基礎研究ならびに乳酸発酵物を家畜飼料や機能性食品原料として利用する研究を実施した。その結果、これまで分類学的に一種と考えられてきたRhizopus oryzae 内に乳酸およびフマール酸をそれぞれ蓄積する二つのグループが存在することを見出し、新種を提唱する段階にまで至った。また、乳酸生成糸状菌による発酵ポテトパルプの大量調製法を開発するとともに、その発酵ポテトパルプを肉牛、乳牛および羊に給与したところ、家畜の嗜好性が高い飼料として有効利用できることが明らかになった。さらに、発酵ポテトパルプには血中コレステロール低下作用などがあり、現代人が不足しがちな繊維質の供給源としてパンなどの穀類製品に添加できることが分かった。このように、限られた期間において基礎から応用に至る幅広い成果を得ることができた。詳細>>文部科学省DB
◇平成16年度科学技術振興調整費による研究実施課題等の評価結果について [付録(14)-6)]

月経血から「心筋のもと」

2006年03月27日 | NEWSクリッピング
慶応大チームが分離成功
 【ワシントン26日共同】女性の月経血の中から、心筋の特徴を示す細胞に40%以上という高い確率で成長できる特殊な細胞を分離することに、三好俊一郎・慶応大助手らのチームが成功し、26日までに米心臓病学会で発表した。

 チームによると、心筋らしい細胞が、大人の別の細胞からこれほど高率に採取できたのは初めて。集めるのが容易なのが最大の特徴で、心筋としての機能と安全性が動物実験で確認されれば、将来は再生医療への応用も期待されるとしている。共同通信>>京都新聞2006-03-26

頭は2倍、動き少なく…これがオタマジャクシ式防御法

2006年03月27日 | NEWSクリッピング
 小さな生き物が外敵から身を守るには、隠れる、逃げる、毒を持つなどさまざまな方法があるが、北海道などに生息するエゾアカガエルのオタマジャクシは、頭の部分を約2倍の体積に膨らませ、捕食者のエゾサンショウウオに丸のみされないよう防御していることが、北海道大学の西村欣也助教授(行動生態学)らの研究でわかった。新潟市で開かれている日本生態学会で28日に発表する。読売新聞2006-03-27