先日、地元の関西医療大学附属保健医療学部が主催する講演会、「第73回健康教室」の「手軽にできる!~肩こり予防のエクササイズ~」に参加してきました。
今日はその一部をご紹介します。
「肩こりの原因」
先ず肩こりの原因ですが、日本人は欧米人と比べて頭が大きい割に首から肩の骨格が華奢(きゃしゃ)にできているために肩こりを起こしやすいと言われています。
人の頭の重さは5~6㎏で、その重い頭を首と肩で支えておることから、肩こりは日本人の宿命ともいえる症状ですが、特に中年以降は骨や筋肉が弱くなるので注意が必要とのことです。
「肩こりの四大原因」
次に肩こりの大きな原因として次の4つを指摘していました。
①同じ姿勢
②眼精疲労
③運動不足
④ストレス
最近では血圧との関連も注目されているそうです。
「予防」
原因別の予防対策としては、
①同じ姿勢・・・デスクワークや読書、細かい手作業などによっておこるので、同じ姿勢を続けないようにする
・こまめに首や肩の緊張をほぐす
・時々首をゆっくり後ろにそらす
・首や肩をゆっくり後ろに回す
・1時間に1度は立ちあがり、手を上に伸ばしてぶるぶる振る
・軽い屈伸などで全身の血流を改善する
②眼精疲労・・・①同様、デスクワークや読書、細かい手作業などによっておこります
・細かい文字を見続けると、目やその周囲の筋肉が緊張し、それと同時に首や肩も緊張します。
・特にパソコンの場合、光源を見つめるのと同じなので目が非常に緊張を強いられ、瞬きの回数が減ります。
(通常は1分に15~20回程度、パソコン作業中は1~2階に激減します)
・その為にドライアイから眼精疲労を起こし肩こりの原因となります。
(対策)・時々眼を休ませる
・目薬をさすだけでなく1~2分は目を閉じて休ませる
・その時にこめかみのあたりを指先で軽く撫でるように円を描きながらマッサージをすると効果的
・仕事中等で目を閉じることができない場合は窓の外など遠くを眺めるだけでも効果がある
・パソコン画面のスクロール画面を目で追わず視線をそらす
③運動不足・・・日常生活に運動を取り入れる
・肩こりを起こしている時の首や肩は血流が悪くなっていて新鮮な酸素や栄養分が伝わりにくく、疲れやすい状態になっています
・それを改善するのが適度な運動です
(効果)・運動はそれ自体が血流を改善する効果があります
・運動を続けることで筋肉量の低下を防ぎ、筋肉が柔軟になります
・筋肉は血液を送るポンプのような役割をしています
・運動を続けることで全身の血流を改善し、日頃から肩こりを起こしにくい体を作ることが大切です。
(肩こり予防運動)
・筋肉に負荷をかけるよりも、筋肉を動かすことに意味があります
・散歩やウォーキング、室内での浅い屈伸運動でも全身の血流がよくなるので定期的に行うようにしましょう
④ストレス・・・体を動かすことで気分転換になりストレス対策になります
・ストレス性の肩こりは女性に多く、特に気分が落ち込みやすい女性は要注意です
この後、タオルのエクササイズや骨盤の左右のバランスを整える肩こり運動などの実技を1時間ほど行いました。
参加者は50歳から80歳くらいまでの男女50~60名ほどでしたが、皆さん熱心に聴き、指導通りに実技をこなして、終了時には肩が楽になったとか体が軽くなったとの感想を語っていました。
肩こりを訴えている皆さん、日頃から出来るだけ身体を動かして肩こりを追放しましょう。
「お詫び」
いつも当ブログにアクセスいただきありがとうございます。
誠に勝手ながら、明日25日と26日の2日間休ませていただきます。
27日から再度書き出す予定にしていますので、引き続き宜しくお願い致します。