らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

松花堂弁当

2013-11-09 | 雑学

「松花堂(しょうかどう)弁当」をご存知だと思いますが、この松花堂という名称が江戸時代の茶人の名前であることをご存知だったでしょうか?
今日は「松花堂弁当」の由来を調べましたのでご紹介します。

「松花堂弁当」とは、松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)が好んだ「四つ切り箱」から、十文字に仕切って味が混ざらないようにし、縁を高くして、かぶせ蓋のある器に盛り付けをする弁当のことです。

・これが吉兆の松花堂弁当です。(ウィキペディアより)


松花堂(しょうかどう)の名称は江戸時代初期の茶人『松花堂昭乗(1584年~1639年)』に因みます。
松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)は、農家が種入れとして使用していた器をヒントにしてその形の器を作り、絵具箱や煙草盆として使用していたそうです。

その入れ物が「松花堂弁当」に発展したのは、それから数百年後の1933年(昭和8年)頃に、名門料亭「吉兆」の創始者である湯木貞一が、1933年、昭乗ゆかりの八幡市で開催された茶会に出席したとき、部屋の隅に積まれたタバコ盆に目を留め、その一つを分けてもらったことによります。

湯木貞一は、これに前菜などを盛り合わせ、更に食材の色を際立たせるため漆塗りにしたり、蓋をつけたり工夫を重ねていったそうです。
そして、松花堂昭乗に敬意を払い、蓋には「松花堂」の焼印を入れ、料理一式を盛る弁当箱を完成させました。

当時、しばしば開かれた大規模な茶会には数千人分の料理の注文があった事から、湯木は、盛りつけやすく、配膳も手早くできる、提供しやすい器に仕立て上げて、名前も松花堂昭乗に因ん「松花堂弁当」と名付けたそうです。