2月17日に熊取探訪の第1回目をご紹介しましたが、今日は第2回目として「煉瓦館」をご紹介します。
この建物は、現在は「熊取交流センター・煉瓦館」として利用されていますが、元々は、昭和初期に建設された中林綿布工場でした。
・2006年(平成18年)、第26回大阪まちなみ賞の大阪府知事賞を受賞した建物です。
・旧受電室で、現在は煉瓦館入口のモニュメントとなっているいます。
この建物は中林綿布が創業間もない頃の明治後期に建設したもので、レンガはオランダ積みとなっているそうです。
・旧機罐室(町指定文化財)
巨大なボイラーが設置されていました。屋根は切妻造り、桟瓦葺とし、中央部に煙り出しと採光・換気を兼ねた切妻造りの越屋根を付けています。
・ランカシャボイラです。
昭和初期から機罐室に設置されていた二炉筒丸ボイラと呼ばれるものです。
水缶内に二本の炉筒(円形状の燃焼室)を設けたものをランカシャボイラと言い、イギリスのランカシャ地方で広く使用されていたためこの名前がついています。
・ランカシャボイラはこのように水缶内に二本の炉筒(円形状の燃焼室)を設けた構造になっています。
現在は二つに切られてベンチになっています。
・この煉瓦館には、熊取の歴史や文化を体験し、学ぶことが出来る資料展示(体験ホール)や本格的な藍染ができる工房、既存のレンガ壁を活かした壁面ギャラリー、地場産品のショップやレストランなどがあります。