「えひめ丸」沈没事故から8年

今日は宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」の沈没事故から8年になります。

この沈没事故は、2001年（平成13年）2月10日の8時45分（日本時間）、アメリカハワイ州のオアフ島沖で、愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸（499トン）」が、浮上してきたアメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンヴィル」に衝突されて沈没、乗務員35人のうち教員5人、生徒4人が死亡（行方不明）した痛ましい事故です。
この事故を受けて、全国水産高校長協会は2003年（平成15年）に、2月10日を「海の安全祈念日」に制定しました。

・潜水士による捜索中のえひめ丸です（ウィキペディアより）
　　　

また、愛媛県は宇和島とホノルルに慰霊碑の建立を決定し、事故発生一周年となる2002年（平成14年）2月10日ホノルルで「えひめ丸慰霊碑除幕式」を開催しました。

・カカアコ・ウォーターフロント・パーク内に建立された慰霊碑です（ウィキペディアより）
　　　

なお、宇和島での除幕式は2002年（平成14年）2月22日に宇和島水産高校において行われたそうです。

・宇和島水産高校の「えひめ丸慰霊之碑」です


毎年2月10日には宇和島水産高校では追悼の式典が行われ、黙祷の後、鎮魂歌の演奏と献花が行われるそうです。
このような痛ましい事故が二度と起きないように願いたいものです。

余談ですが、当時、休暇でゴルフをしていた森首相は、第一報を受けた後もプレーを続けたことが非難の的となり、これが退陣の大きな要因になったと言われています。