ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

プールで。

2017-01-22 20:42:24 | 身体のこと
週に一度通っているプール。

「機能回復訓練」

基本的には歩くことが前提。

しかし、以前いたインストラクターの方針で、
「どんな障害があっても
 あおむけで泳げるようにする」。
その指導のおかげで泳げるようになった人が大半。

障害に合わせて、泳いだり歩いたりしている。




来期の募集要項をもらう。

「1~2レーンは水中ウォーキング、
 3~5レーンは自由に泳いで
 体力の維持向上に努めましょう」

なに???この呼び込み文は??


さっそく聞いてみる。

「私の場合、疲れたら歩くようにしているんですが、
 歩くときは、ウォーキングコースに移動しないと
 いけないんですか?
 大半の人が、わずかな時間でも泳いでいます。」
 介助がないとプールサイドに上がれない人もです。
 いちいち介助してもらえるんですか?」 

「え。。。」

「歩く、泳ぐといっても
 障害によって右回りしか歩けない人泳げない人、
 左回りしか歩けない人泳げない人がいますが、
 そういう人の考慮はしてあるんですか?」

「え。。。」

「自閉症の人は危ないということがわからなくて、
 半コースの往復をしてもらっています。
 また全盲の人も同じです。
 半身不随の人は、腕を大きく回すので
 一人で一コース使っています。
 この現状を知っていてのことですか?」

「プールの人とうちの館長が話し合って
 決めたことだからわかっていると思う」

「プールの人といっても
 実際指導をしている人は知らないと
 言っています。
 私たちの指導をしたことがないプールの人が
 健常者と同じ感覚で決めたんじゃないですか」

「え。。知らないの。。。」



どう見ても、
ずっと歩く、泳ぐの前提で
このコース分けを決めたことは間違いない。


プールサイドから見れば、
障害があっても泳いでいるように見える。

けれど、障害によって
コースを固定して住み分けしていることを
プールの職員でさえも知らない。



多分、運用してみれば
元に戻すかないと思うけれど。



本当に障害のある人のために
考えているか疑問に思う。

私たちに意見を聞いてほしい。
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