報道と情報操作

昨日の書き込みに対して、コメントをいただきました。
きっと投稿者は「ＵＰしないだろう」と思ったでしょうが
あえてＵＰしました。

「見識不足」のタイトル。
と「おかしな記事ですね。
読んでいてあきれてしまいました。
『高校野球の影は薄い』
こんなことを言っているのはあなたくらいですね」
で始まる。

見識不足というけれど、
実際、これは会社であった会話。
ということは私の周りにいる人は
みな「見識不足」ということになる。
まあ。。通行人さんは
「類が友を呼ぶ」と言い返すでしょうが。

高校野球に興味があり、
自由業で仕事中にタイムリーに
テレビを見れる人はともかく、
私たち会社員は、情報を得る方法は
ニュースとか新聞しかない。
その中で高校野球が占める割合は
例年と比べ物にならないくらい少ない。
情報を得る機会が少ない
＝影が薄くなるという結論に結び付く。

熱闘甲子園も例年より放送開始時刻が
遅くなり、放送時間も短い。
仕事がある人間がこんな遅くまで起きていられない。
よっぽど興味がある人が、昼寝をしたり、
寝坊して時間を作るかも知れないけれど。

報道の大半をオリンピックが占めている
現状だけは認識してほしい。
それを認識しないで投稿したとしたら
あなたこと認識不足です！！！
あなたこそ「あきれてしまう人」です。



さて、昔学んだ情報操作の話。
アメリカと思ったけれどある新聞で
「ＡとＢ、あなたはどちらを選ぶか」
という投稿による特集を何週間にも
渡って行ったという。

一般人は、新聞に載っている
意見の比率＝投稿比率と
思いがちだが、実際は違う。
あえて、盛り上がるように、
選んで投稿文を載せているという。
Ａの意見ばかり載せるとＢの意見がたくさん来る。
そうしたら、今度はＢを載せる。
これを繰り返す。
だから、タイムリーな意見を載せているわけでなく、
できるだけ長くこの特集が続くように
操作をして続けるというのである。
最終的には意見は同数ぐらいになるという。

選挙の前に「Ａ党惨敗か」「Ｂ党圧勝か」の
両方の見出しがあるとする。
２大政党であれば結果は「Ａが負けてＢが勝つ」
ということになるが、
その表現次第で、浮動票が動くという。
「Ｂ党圧勝か」なら浮動票は動かない。
しかし、「Ａ党惨敗か」となると
浮動票がＡ党に入るようになるという。
だから、新聞記者の判断でなく
もしかしたら圧力団体の力により
見出しが選ばれることもあるという。
そして選挙の結果も報道一つで
変わることもあり得るということだ。

だから、「報道の自由」があっても
必ずしも自由に報道できるわけでなく
どこかで操作が入っているという。

もちろん、わざと注目を与えておいて
陰で動くこともある。

今はオリンピック一色。
こんなときに不祥事が発覚しても
オリンピック報道で隠れてしまう。
（特にメダルを取った日は）
少し前にあったキャスターの不倫＆不倫疑惑は
どこかに消えてしまった。
今、政府がなにか発覚しても、行動に移しても
国民は気づかないかもしれない。