ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

突然の出来事

2017-08-17 23:33:26 | 仕事のこと
休み明けの課の朝のミーティング。

課員の一人が
「休みの間に親父がなくなりました。
 葬儀の日程も決まっていないので
 今日は出勤しました。
 葬儀の日程が決まったら休みます」
という。


。。。。。


なんか、違和感があった。


突然亡くなくなられたの?
長く寝込んでいたの?
と聞くわけにもいかず。。


また、香典を集めるという話も出ず。


なおさら、変な感じ。




その後、彼と主任がぼそぼそ
しゃべっているのを耳に挟む。

耳をダンボにしても聞き取れない。

親父が出資していて
それに伴い負債を背負い込むことに
なるかもしれない。

保険には入っていた。

交通事故よりも悲惨な遺体で、
それを姉貴が見て。。。



交通事故よりも悲惨な遺体を
お姉さんが見た?

孤独死?転落・崩落死?


耳をだんぼにしても、
聞き取れない、電話の邪魔が入る。。




その後、複合機の順番待ちを
しているときに新派遣ちゃんが
情報をくれた。

親父でなく両親が
ある事故で亡くなったこと。

事故により
DNA判定しないと身元が分からないくらいの
遺体の損傷が酷かったこと。

事故死のため
検視がおわっても、
遺体が警察から戻ってくるめどが立たないこと。




その場にいた人絶句。。






その後、彼は

「やっぱり帰ります。
 今から実家に向かいます。

 遺体が帰ってこないから
 死んだという実感がなくて
 泣けないんですよ。」

とカバンを抱えていう。


常套句の
「ご愁傷様」
という言葉をいうべきでもないし、
そんな言葉は思い浮かばなかった。


ただ、
「長期戦になると思うから
 寝れるときに寝て
 体に気を付けてね」
としか言えなかった。


「泣けちゃうことをいいますね。」
と言われた。


ほかの人は、
「仕事のことは任せて」とか
「気を付けていってね」とか
言っていたと思う。

それか無言。



借金とか、いろいろ清算しなくちゃいけないもの。
あとからわかってくるお金の問題とか
いろいろある。

一週間休めばすべてケリがつくものではない。

月単位でいろいろなことが
わかってくる可能性もあるのだ。

すべて片付くまで、長期戦になるのは必須。



両親もまだ若かった。

まさか今、両親ともども
行ってしまうとは思っていなかっただろう。

まして親とは別居しているから
知らない親の顔もあるだろう。



忘れたころに悲しみはやってくるだろう。





ということで、
男どもは彼の仕事のフォローに
追われていた。

来週から出勤すると彼は言っていた。

出勤したほうが気はまぎれるけれど。。。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お盆に思うこと | トップ | 最終(?)定期検査 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

仕事のこと」カテゴリの最新記事