ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

ゆかた

2016-08-07 22:41:48 | Weblog
地元でお祭りがあった。


チビ(姪、中学1年生)は浴衣を着るという。

で、おばあちゃんによる着付け開始。

といっても吊るしの3点セット。
帯はつけ帯。

一応、伊達帯もどきは入っていた。


この吊るしのセットには着付けの仕方なる
DVDも入っていた。



浴衣を着た時点で、
チビママ
「あれ、右が前にきている」
と気が付く。

おばあちゃん、
「あれ。。自分じゃないからわからなくなった」

いやいや。。酒が入っていたから、
そんなもんでしょう。




「チビ、右手が入るように着るんだよ」
と教えてみるが。。

「右ってどっち?」

お箸、左、鉛筆、右手。

お箸を持つ手と言いかたでは
理解できず。。。。。。。。。。

中一になっても
右がわからんかい










再度、浴衣を着せる。

その時、チビ
「みて、私、くびれがあるでしょう!」


アホ。。。。

「着物は補正して寸胴にするの。
 くびれが合ったら
 帯が絞められないでしょう。

 それより
 なんで黒パン履いているの?
 浴衣が白だから透けるよ」


「え。。。
 浴衣だから黒にした」

中一にして、
見せパンツ????



いやいや勝負パンツか???




結局、帯をしっかり締めることがことができず。

意外と細いチビのウエストがネックになった。

「タオル巻くか」

「暑いし、子供だからいいでしょう。
 パンツも透けてもいいか」




結局、チビは下駄は履かないで
サンダルで出かけた。







その後、親戚の子、小学3年生が来た。

この子も帯が緩い。


「お痩せさんだからうまくいかなかった。。
 来年、再来年も着せたくて
 大きめを買ったし。」

「タオルを巻けばよかったのに」

「あ。。その手があったか。。」



しかし。。。この子は帰るときには
胸元ははだけて、下着が見えていた。






親、おばあちゃんに
着付けの心得があってもこんなもの。




ゆかたぐらいと着付けの心得もなく
着つけている親が着せると、
左前になるべき合わせが
右前になっていたりして。。。




ゆかたがリーズナブルになって
買いやすくなった半面、
怪しい着付けをするようになった。

呉服屋さんで着つけた時代は
まだよかったかも。



日本文化の伝承は難しい。
コメント
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